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2016年6月30日

新刊紹介

国立環境研究所年報 平成27年度

平成27年度年報表紙

 本年報は、第3期中期計画(平成23~平成27年度)の最終年度にあたる平成27年度の活動状況をとりまとめたものです。(1)地球環境研究、資源循環・廃棄物研究などの8つの研究分野における基礎研究から課題対応型の研究まで幅広い研究の展開、(2)緊急かつ重点的な対応が求められている課題、あるいは次世代の環境問題に先導的に取り組む課題を扱う10の課題対応型研究プログラムの実施、(3)環境研究の基盤となる長期的な取り組みが必要な研究基盤の整備、(4)社会実装に関する研究の積極的な取り組み、(5)東日本大震災を契機とした災害環境研究の推進、これらの研究成果の目的、活動内容、研究成果を報告しています。また、環境情報の収集・提供業務活動の概要、研究施設・設備の状況、研究成果の発表状況、その他研究所の活動の全体像を知る上で役に立つ様々な資料が掲載されています。

環境儀No.61「『適応』で拓く新時代! ~気候変動による影響に備える~」

No.61表紙
研究者:肱岡 靖明、高橋 潔

 気候変動は、世界各地で様々な分野に影響を及ぼしています。日本でも、サクラの開花の早まりやイロハカエデの紅葉の遅れ、高山生態系の消失、農作物の品質低下や栽培適地の移動、感染症を媒介する蚊の分布域の北上などが報告されています。

 気候変動による影響の進行を食い止める対策には、温室効果ガスを削減する「緩和」と、気候変動による影響に対処する「適応」の2つがあります。本号では、近年注目され始めた「適応」に関する最新の研究成果を紹介します。

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