2015年5月18日
被災地の環境回復と創生のための災害環境研究Q&A 2015の発刊について
(筑波研究学園都市記者会、福島県政記者クラブ同時配付)
平成27年5月15日(金)
国立研究開発法人国立環境研究所
企画部長(福島支部準備室長)
:榑林 茂夫
福島支部準備室
:丸尾 武史
国立研究開発法人国立環境研究所
企画部長(福島支部準備室長)
:榑林 茂夫
福島支部準備室
:丸尾 武史
国立環境研究所は、東日本大震災の直後から、大震災による環境汚染と環境の回復に関する研究を「災害環境研究」と位置づけ研究活動を続けています。
このたび、最新の成果について、一般の方々にも分かりやすいようQ&A形式で構成した「被災地の環境回復と創生のための災害環境研究Q&A 2015」を発刊しましたのでお知らせします。
このたび、最新の成果について、一般の方々にも分かりやすいようQ&A形式で構成した「被災地の環境回復と創生のための災害環境研究Q&A 2015」を発刊しましたのでお知らせします。
ホームページでも公開しています。
http://www.nies.go.jp/shinsai/Q&A.html
1.概要
東日本大震災によって生じた環境被害、環境中に放出された放射性物質による環境汚染、その汚染が生物や人の健康に与える影響、汚染の除去のための技術や汚染廃棄物の処理技術、復興による環境創造など、災害に関する環境研究の分野は幅広くかつ緊急性も高い課題です。
国立環境研究所は、東日本大震災の直後から、上記の研究を「災害環境研究」と位置づけ研究活動を続けています。
その研究成果については、行政担当者や研究者向けに作成した「災害環境研究サマリー2014」等としてとりまとめ、公表してきました。
今回はさらに、最新の研究成果を一般の方々にも分かりやすいようQ&A形式で構成した「被災地の環境回復と創生のための災害環境研究Q&A 2015」を発刊しました。一般の方々が読みやすく、一目で理解できるよう構成を工夫したものです。今後も、定期的な発刊を予定しています。
国立環境研究所は、東日本大震災の直後から、上記の研究を「災害環境研究」と位置づけ研究活動を続けています。
その研究成果については、行政担当者や研究者向けに作成した「災害環境研究サマリー2014」等としてとりまとめ、公表してきました。
今回はさらに、最新の研究成果を一般の方々にも分かりやすいようQ&A形式で構成した「被災地の環境回復と創生のための災害環境研究Q&A 2015」を発刊しました。一般の方々が読みやすく、一目で理解できるよう構成を工夫したものです。今後も、定期的な発刊を予定しています。
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(参考)これまでに作成した刊行物災害環境研究の俯瞰 -震災からの復興と環境創造のために-(2012年4月)東日本大震災後の災害環境研究の成果(2013年3月)災害環境研究サマリー2014 被災地の環境回復と創生のために(2014年12月)
2.主なトピック(抜粋)
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①焼却炉でごみを燃やすと、放射性セシウムはどれくらい灰に移るのでしょうか?
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②ごみ焼却によって出た灰に含まれる放射性セシウムの量はどのように変化しているのでしょうか?
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③大量にある汚染廃棄物の放射能を短時間に測定することは可能なのでしょうか?
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④放射性セシウムは森林でどのように移動しているのでしょう か?
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⑤河川を通じて、どのくらいの放射性セシウムが流れ出ているの ですか?
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⑥東日本大震災後、福島県の水辺の生き物に何か変化はあるので しょうか?
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⑦原発事故による植物への放射線の影響はあるのでしょうか?
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⑧被災地の復興支援を進めるために必要な地域情報をどのように 収集しているのですか?
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⑨災害廃棄物の処理を円滑に進めるにはどうすればよいので しょうか? など
3.お問い合わせ先
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国立研究開発法人国立環境研究所 福島支部準備室 電話:029-850-2276