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2014年4月9日

国立環境研究所 「災害環境研究」報告交流会
(開催報告)

 2014年3月9日(日)、郡山市民交流プラザ(福島県郡山市)において、国立環境研究所「災害環境研究」報告交流会 ~福島の復興支援と環境創造に向けた国立環境研究所の取組み~ を開催しました。  

 当日、会場には183名(うち一般来場者117名、来賓等11名、所内関係者55名)の方々に足を運んでいただき、盛況のうちに開催することができました。

 午前の部は、まず当研究所住理事長の開会挨拶及びご来賓の方々のご挨拶の後、石飛企画部長が災害環境研究の全体像を説明しました。続いて「これまでの研究成果発表」に移り、大原地域環境研究センター長より「環境中の放射性物質の実態と動態」について、大迫資源循環・廃棄物研究センター長より「放射能汚染廃棄物の適正処理に向けた研究の取組み」について、それぞれ研究成果を紹介しました。来場者の皆様が熱心に聞き入っておられ、相当専門的な質疑応答も行われました。

 昼の休憩時間には、会場を移してのポスターセッションを行いました。会場には、災害環境研究を紹介した24枚のポスターが掲げられ、それぞれのポスターの担当研究者と来場者の皆様との間で、活発で有意義な意見交換を行うことが出来ました。

 午後の部では、まず、災害環境研究の3つのプログラムを統括する3名のプログラムリーダーから今後の研究方針を説明した後、NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット崎田理事長の司会のもと、福島県、日本原子力研究開発機構、福島大学、相双NPOセンター、当研究所プログラムリーダーの計7名のパネリストによるパネルディスカッションを行いました。パネリストのみならず、来場者からも当研究所が福島で行う研究活動についての発言が相次ぎ、国立環境研究所への期待の大きさと同時に責任の重さを実感できた有意義なディスカッションとなりました。

 開催に当たってご協力いただいた関係各位に感謝申し上げるととともに、今後とも被災地の着実な復興と未来世代のための環境創造に貢献していく所存です。

住理事長よりの開会挨拶
講演
ポスターセッション
パネルディスカッション

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