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2020年9月29日

過去の環境儀から

これまでの環境儀から、廃棄物に関するものを紹介します。

No.57「使用済み電気製品の国際資源循環~日本とアジアで目指す E-wasteの適正管理~」

No.57表紙

国立環境研究所では、国内の使用済み電気製品の発生や回収などのフローを調べ、中古電気製品や金属スクラップとして海外にも輸出されている現状や制度の課題を明らかにしてきました。また、アジア諸国でも、輸入ばかりでなく国内で発生する使用済み電気製品に対して、処理の状況や環境影響などの調査に取り組んできました。本号ではこれまでの研究活動やその成果を紹介しています。

No.31「有害廃棄物の処理 —アスベスト、PCB処理の一翼を担う分析研究」

No.31表紙

アスベスト(石綿)は建材を中心に大量に使用され、石綿を含む廃棄物の多くは最終処分場に埋立処分されてきました。2005年に石綿による健康被害が社会問題化し、その対策が進められていますが、今後も、毎年100万トン強の石綿を含む廃棄物が数十年間排出され続けるといわれています。本号では石綿、PCBの処理技術の開発や評価に関する分析化学面からの研究を紹介しています。

No.24「21世紀の廃棄物最終処分場 —高規格最終処分システムの研究」

No.24表紙

国立環境研究所では、2001年4月に循環型社会・廃棄物研究センターを設立、資源化・処理処分技術研究室を中心に、こうした問題についても科学的解決に向けて研究を続けています。本号では、最終処分場問題の「今」を明らかにするとともに、“入れる物”(廃棄物)の質を制御する、“入れ(埋め)方”や“入れ物”(処分場)を工夫し、なるべく自然のパワーを使って安定化する、双方向対話によって地域と共生する、そのような処分場-高規格最終処分システム研究を紹介しています。

No.14「マテリアルフロー分析 —モノの流れから循環型社会・経済を考える」

No.14表紙

日本では、2000年3月に廃棄物の適正な処理とリサイクルによる資源の有効利用を統合した形で循環型社会形成推進基本法(循環基本法)が制定され、2003年3月にはそれに基づいた循環型社会形成推進基本計画(循環基本計画)が閣議決定されました。本号では、マテリアルフロー分析の研究の歩みを紹介するとともに、最近の成果として「循環型社会形成推進・廃棄物管理に関する調査・研究(中間報告)」の中から、循環型社会への転換に係わる諸施策の立案・実施・達成状況評価を支援することをめざす「産業連関表と連動したマテリアルフロー分析手法の確立」を紹介しています。