ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方
2011年11月4日

第8回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM8)の開催について(お知らせ)【終了しました】

(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、沖縄県政記者クラブ同時配付)

平成23年11月4日(金)
独立行政法人国立環境研究所 
審議役(企画部国際室長):中根 英昭(029-850-2225)
企画部
部長 :德田 博保(029-850-2302)
主席研究企画主幹 :清水 英幸(029-850-2451)
国際室研究企画主幹 :岩崎 一弘(029-850-2407)
担当 :高柳 幹矢(029-850-2308)

 独立行政法人国立環境研究所は、平成23年11月21日(月)〜平成23年11月24日(木)に沖縄県において第8回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM8)を開催します。日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM)は、日本、韓国、中国における環境研究の一層の推進のため、三カ国の中核的環境研究機関である、国立環境研究所 (NIES、日本)、国立環境科学院(NIER、韓国)、中国環境科学研究院(CRAES、中国)により開催されているものです。

 TPM8のプログラムの一環で、11月22日(火)には「アジアの大気汚染/生物多様性保全」と題した国際ワークショップ(以下「WS」という)を開催します。WSへの参加は無料です(事前申込制)。なおWSは英語で行い、日本語への通訳はありません。

1.開催の趣旨

 日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM)は、日本、韓国、中国における環境研究の一層の推進のため2004年に開始したもので、例年いずれかの国で開催しています。第8回となる本年は日本(沖縄県)で開催します。

 TPM本会議には、三カ国の中核的環境研究機関である、国立環境研究所(NIES、日本)、国立環境科学院(NIER、韓国)、中国環境科学研究院(CRAES、中国)の3研究機関長をはじめとした関係研究者等が出席し、三カ国による共同研究の可能性を含むアジア地域の環境研究の推進に関する議論を行います。また、 11月22日(火)には「アジアの大気汚染/生物多様性保全」と題したWSを開催し、日韓中3機関それぞれの研究者、および関係の深い沖縄の研究者、関係者等が一堂に会して講演・討議を行います。

2.TPM8開催概要

 日程: 平成23年11月21日(月)〜24日(木)
     (1) 11月21日(月) TPM8本会議
     (2) 11月22日(火) 国際ワークショップ、TPM8共同声明署名式
     (3) 11月23日(水)〜24日(木) 関係研究施設等の視察

 主催: 独立行政法人国立環境研究所

 共催: 国立環境科学院(NIER、韓国) 、中国環境科学研究院(CRAES、中国)

 後援: 沖縄県、環境省那覇自然環境事務所(予定)、琉球大学(予定)

3.TPM8本会議(非公開)

 会場: オキナワマリオットリゾート&スパ(名護市喜瀬1490-1)

 日時: 平成23年11月21日(月) 9:00〜17:00

 参加者: NIES、NIER、CRAESの機関長及び研究者等

 内容: 研究開発活動についての情報交換、三カ国の協力関係を推進する方策等について議論を行い、共同声明を発表予定(翌日)

 備考: 会合本体は非公開です。

4.TPM8国際ワークショップ

 会場: 万国津梁館オーシャンホール(名護市喜瀬1792)

 日時: 平成23年11月22日(火) 9:00〜17:00(予定)

 テーマ: アジアの大気汚染(午前)、生物多様性保全(午後)

 参加費: 無料

 参加予定者: 50名程度を想定(3研究機関及び関係機関の研究者・行政関係者等)

 備考: WSは公開で行われます。なお、講演は英語で行い、日本語への通訳はありません。

 申込 :電子メールによりお申込みください。
『氏名、ふりがな、所属、電話番号、メールアドレス、希望参加期間(午前、午後、全日)』を明記の上、件名を『TPM8ワークショップ参加申込み』として、tpm8@nies.go.jpに送信してください。
(申込期限:11月14日(月)まで、先着順)

プログラム(予定)

【セッション1:アジアの大気汚染】
9:00〜9:10 開会挨拶  大垣眞一郎 (NIES理事長)
9:10〜9:30 沖縄で長期観測した粒子状物質の化学組成とその経年変化
高見昭憲 (NIES)
9:30〜9:50 沖縄県における大気及び降水に関する調査
岩崎綾 (沖縄県衛生環境研究所)
9:50〜10:10 東アジアにおける集中モニタリングキャンペーン(2011年春)に関するモデル研究
徐峻 (CRAES)
10:10〜10:25

休憩

10:25〜10:45 ライダーネットワークによる黄砂と大気汚染の観測
杉本伸夫 (NIES)
10:45〜11:05 北東アジアにおける地表面付近のオゾンの発生源の割当て 
11:05〜11:25 北東アジアにおける地域大気汚染と政策提案  孟凡 (CRAES)
11:25〜11:35 終了挨拶 (NIER院長)
11:35〜13:00 休憩・昼食
【セッション2:生物多様性保全】
13:00〜13:10 開会挨拶  佐藤洋 (NIES理事)
13:10〜13:30 日本の外来種防除戦略  五箇公一 (NIES)
13:30〜13:50 中国における陸域生物多様性のモニタリングと評価
李果 (CRAES)
13:50〜14:10 韓国における渡り鳥の保全  朴眞永 (NIER)
14:10〜14:30 ヤンバルクイナの保護増殖事業について
福田真 (環境省那覇自然環境事務所)
14:30〜14:50 ヤンバルクイナ(Gallirallus okinawae)の繁殖学的および遺伝学的研究成果とその飼育下繁殖事業への応用  大沼学(NIES)
14:50〜15:10 休憩
15:10〜15:30 サンゴ礁への人為的影響:地域規模と地球規模
酒井一彦 (琉球大学)
15:30〜15:50 変化する日本のサンゴ礁  山野博哉(NIES)
15:50〜16:10 礁池内の栄養塩および濁りの現状とこれらがサンゴの生息状況に及ぼす影響  金城孝一(沖縄県衛生環境研究所)
16:10〜16:30 中国国家生物多様性保全戦略と行動計画  李俊生(CRAES)
16:30〜16:50 琉球列島の絶滅危惧種の保全〜世界遺産登録に向けて〜
阪口法明(環境省那覇自然環境事務所)
16:50〜17:00 閉会挨拶 

5.共同声明署名式(非公開)

 会場: 万国津梁館サンセットラウンジ(名護市喜瀬1792)

 日時: 平成23年11月22日(火) 17:20〜17:30

 参加者: NIES、NIER、CRAES機関長及び研究者等

 内容: TPM8本会議で合意した共同声明について、3研究機関で署名を行う

 備考: 署名式は非公開です。


【お問い合せ先】

 独立行政法人国立環境研究所 企画部国際室(担当:高柳)
   電話:029-850-2308 FAX:029-851-2854 E-mail:tpm8@nies.go.jp
   

  • ホームページ

関連新着情報

関連記事

関連研究報告書

表示する記事はありません

関連研究者

表示する記事はありません