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1993年3月31日

広域都市圏における交通公害防止計画策定のための環境総合評価手法に関する研究
平成元〜3年度

国立環境研究所特別研究報告 SR-13-'93

表紙
SR-13-'93 [2.1MB]

 大都市圏における自動車公害問題は,旧来からの公害問題のうち,未解決で最も深刻な課題の一つとして残されている。本報告書は,従来から行われてきた局地的・個別的アプローチにとどまらず,自動車による環境影響を広域都市圏全体について総合的に把握し,自動車公害問題の解決に向けた多様な対策を評価する手法を開発することを目的として実施した特別研究の最終報告書である。報告書では,まず複雑な道路構造や沿道構造をもつ都市部の道路に適したモデルとして,差分法による大気拡散予測モデルおよび境界要素法による騒音伝播予測モデルの開発結果について述べている。また,交通量配分モデルと大気汚染予測モデルを組み合わせ,広域都市圏全体について自動車交通の環境影響評価を行うシステムを開発するとともに,鉄道を利用した物流システムや電気自動車などの新たな対策を提案し,開発した環境影響評価システムを用いて,これらの対策効果の予測評価を行った結果についても報告している。

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