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1989年2月28日

擬似ランダム変調CWライダーの開発とフィールド観測への応用

国立環境研究所研究報告 R-122-'89

表紙
R-122-'89 [2.7MB]

 本報告書は、著者らが独自に考案・開発した疑似ランダム変調方式CWライダーの原理、基本動作、設計製作、フィールド観測における応用例をまとめたものである。本方式は平均パワーはあるが、ピークパワーは大きくとれないレーザー光源に適しており、単一モード動作のCW半導体レーザーはこれに該当する。CW半導体レーザーは小型・低価格で、信頼性も向上しているので携帯可能なライダーシステムの実現も可能となる。

 本研究では一人で操作可能なライダーシステムの製作を目標に、受信信号を連続に取り込む信号処理装置を独自に設計し、排煙・雲などの高濃度な散乱体はもとより、大気中の浮遊粒子の空間分布も測定された。この装置を使用して視程や道路沿道の粉塵の時間変化の観測等のフィールド観測に応用した結果を報告する。

関連研究者

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