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2024年5月21日

受賞のお知らせ~
辻 岳史 主任研究員が地域社会学会より第17回地域社会学会奨励賞(個人著作部門)を受賞

概要

受賞者氏名: 辻 岳史(福島地域協働研究拠点)
賞の名称:  第17回地域社会学会奨励賞(個人著作部門)
授賞機関:  地域社会学会
受賞年月日: 2024年5月11日
受賞対象:  コミュニティ・ガバナンスと災害復興-東日本大震災・津波被災地域の復興誌-, 晃洋書房, 274, 2023

ひとこと

本賞の対象は辻岳史著『コミュニティ・ガバナンスと災害復興:東日本大震災・津波被災地域の復興誌』晃洋書房(2023年2月刊行)です。本書で私は、災害発生前から発生後に至る長期の社会・政治過程としての災害復興を分析する枠組として「コミュニティ・ガバナンス」を提示しました。そのうえで、東日本大震災の津波被災地域(女川町・東松島市・名取市)を事例として、災害発生前の被災地域において地域開発・地域政策を通じて歴史的に形成されてきたコミュニティ・ガバナンスと、災害復興の地域的多様性の関係を分析しました。コミュニティ・ガバナンスという分析枠組の基層には、地域社会学が彫琢してきた視座や方法があります。その意味で、本書を地域社会学会で評価していただいたことを大変光栄に思っております。選考にあたられた本学会賞選考委員会の皆様に厚く御礼を申し上げます。そして、調査研究に快くご協力・ご助力いただいた女川町・東松島市・名取市のすべての皆様に、深く感謝の意を表します。本書が女川町・東松島市・名取市の復興や住民の皆様の活動に何か少しでも示唆をもたらすものになっていればと願っております。