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2015年10月19日

受賞のお知らせ ~ 蛯江 美孝 主任研究員らが平成26年年間優秀論文賞(メタウォーター賞)を受賞

概要

受賞者氏名: 蛯江 美孝(資源循環・廃棄物研究センター),小林 拓朗(資源循環・廃棄物研究センター)
賞の名称:  平成26年 年間優秀論文賞(メタウォーター賞)
授賞機関:  (公社)日本水環境学会
受賞年月日: 2015年09月14日
受賞対象:  Development of Emissions Factor for the Decentralized Domestic Wastewater Treatment for the National Greenhouse Gas Inventory,Journal of Water and Environment Technology ,12 (1), 33-41,2014

左:蛯江 美孝 主任研究員、右:小林 拓朗 研究員
(資源循環・廃棄物研究センター 環境修復再生技術研究室)
バイオ・エコエンジニアリング研究施設内にて

ひとこと

 生活排水を処理すると水はキレイになりますが、その過程で温室効果ガスが排出されることが知られています。温室効果ガスの排出量を削減することは急務の課題ですが、そのためにも、現状をできるだけ正確に把握し、削減対策の効果を適切に評価することが重要です。

 年間優秀論文賞を受賞致しました今回の論文は、これまであまり知見のなかった浄化槽や汲み取り便槽からの温室効果ガスの排出実態を調査した結果をまとめたものです。複数年に渡って、これら分散型の生活排水処理施設に適した調査方法を確立するとともに、共同研究者はもちろん、自治体、企業、住民など、多くの関係者のご理解・ご協力を得て、現場調査を行うことができました。得られた成果は、国連気候変動枠組条約の締約国会議に提出する日本国温室効果ガスインベントリにおいて、新たな算定方法として採用されております。

 今回の受賞を励みに、さらに社会に貢献できる研究を進めて参ります。

リンク

【組織紹介-資源循環・廃棄物研究センター】
http://www.nies.go.jp/sosiki/cycle.html

【研究者紹介-蛯江 美孝】
http://www.nies.go.jp/researchers/200514.html

【研究者紹介-小林 拓朗】
http://www.nies.go.jp/researchers/205544.html

【資源循環・廃棄物研究センター オンラインマガジン環環 KannKann 2013年2月号「温室効果ガス排出量の計算精度向上に向けた取り組み (蛯江 美孝)」】
http://www-cycle.nies.go.jp/magazine/genba/201302.html

【バイオ・エコエンジニアリング研究施設(所外実験施設)】
http://web.nies.go.jp/cycle/bioeco/index.html