子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)
富山ユニットセンターにおけるウイルス感染の報告について(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配布)
平成27年8月5日(水) 国立研究開発法人国立環境研究所 エコチル調査コアセンター センター長代行:新田 裕史 次長:吉口 進朗 |
環境省総合環境政策局環境保健部 環境安全課環境リスク評価室 代表:03-3581-3351 室長:針田 哲 室長補佐:永井 香絵 |
エコチル調査で富山県内の調査を担当している富山ユニットセンター(富山大学医学部)において、パソコンがウイルスに感染していたことが確認され、また、調査参加者の個人情報がエコチル調査の実施手順に反したかたちで当該パソコンに保管されていたことが判明しました。 なお、個人情報の流出の可能性の有無については富山大学において現在調査中との連絡を受けています。 また、今回の事案を受け、環境省は、国立環境研究所及び富山ユニットセンターを含む全国15カ所のユニットセンターに対し、個人情報についてはエコチル調査の実施手順に従って適切に取り扱うよう改めて周知するとともに、個人情報の管理には万全を期すよう指示しました。 |
1.エコチル調査の概要
子どもの健康と環境に関する全国調査(通称:エコチル調査)は、環境中の化学物質などが子どもの健康に与える影響を明らかにするため、全国で10万組の親子に協力いただき実施している長期・大規模な疫学調査です。
エコチル調査を統括するコアセンター(国立環境研究所)が中心となり、全国15地域の大学等に設置されたユニットセンターと共同で調査を進めています。
2.事案の概要
8月4日(火)、富山県内の調査を担当している富山ユニットセンターから国立環境研究所に対し、同ユニットセンターにおいて、パソコンがウイルスに感染していたことが確認され、エコチル調査の実施手順では本来エコチル調査専用端末のみで取り扱う規定となっている調査参加者の個人情報が、専用端末以外の当該パソコンに保管されていたことが判明したという事案の連絡がありました。
なお、個人情報の流出の可能性の有無については富山大学において現在調査中との連絡を受けています。
3.環境省及び国立環境研究所の対応
環境省及び国立環境研究所は、8月4日、エコチル調査の実施手順に反した情報管理が行われていたことについて富山大学に対し指導するとともに、情報漏洩の可能性の有無について早急に調査し、報告するよう指示しました。
また、8月5日、今回の事案を受けて、環境省は、国立環境研究所及び富山ユニットセンターを含む全国15カ所のユニットセンターに対し、個人情報についてはエコチル調査の実施手順に従って適切に取り扱うよう改めて周知するとともに、個人情報の管理には万全を期すよう指示しました。
今後も引き続き、環境省及び国立環境研究所は、エコチル調査の信頼回復に向けて再発防止対策を徹底してまいります。