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地球温暖化問題におけるリスクアプローチの概念整理と課題検討(平成 23年度)
Concept arrangement of risk approach for climate change problem

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1112AQ003
開始/終了年度
2011~2011年
キーワード(日本語)
リスク,地球温暖化,適応
キーワード(英語)
risk, climate change, adaptation

研究概要

温暖化問題に関するリスク評価・管理を扱う研究への注目が高まっているが、各研究での「リスク」の捉え方はまちまちであり、各研究の位置関係についてもうまく整理されていない。また従来よりリスクアプローチが提起されてきた化学物質・生態系・防災などの分野と温暖化分野との共通点・差異についても明確には論じられておらず、結果的に他分野で培われてきた手法等の適用可能性も明確ではない。本研究では、国立環境研究所内での温暖化リスク管理に関する研究展望の検討の支援を視野におき、温暖化問題におけるリスクアプローチの概念整理を目指すものである。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:

全体計画

既存論文や報告書の調査、ならびに温暖化以外の分野のリスク研究の識者からのヒアリング(セミナー招へい)を実施し、新たに生み出されつつある研究知見とそれら研究知見をふまえた国内外の政策検討過程を把握を通じて、温暖化問題におけるリスクアプローチの概念整理と課題検討を実施する。
1)関連文献の収集・整理
温暖化問題におけるリスクアプローチを概観した既存文献をレビューするとともに、リスク評価・管理に焦点を当てた温暖化関連の論文・報告書を広く収集・整理する。
2)温暖化問題におけるリスクアプローチの概念整理
温暖化問題における既存のリスク評価・管理の取り組みを類型化し、それらを過去に提案されてきたリスクアプローチに照らしながら、新たなリスクアプローチの概念整理を試みる。
3)温暖化問題におけるリスク評価・管理に焦点を当てた研究の展望の検討
温暖化問題におけるリスクアプローチが抱える問題点を見出し、それを克服するためにわが研究所が実施しうる研究の方向性について検討する。

今年度の研究概要

全体計画のうち、1)関連文献の収集・整理、ならびに、2)温暖化問題におけるリスクアプローチの概念整理、を進める。

課題代表者

高橋 潔

  • 社会システム領域
  • 副領域長
  • 博士(工学)
  • 土木工学,工学
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担当者