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国立環境研究所年報 平成19年度 A-33-2008 (平成20年6月発行)

 本書には,国立環境研究所の第2期中期計画2年目にあたる平成19年度の活動状況がとりまとめられています。組織の概要説明に引き続き,4つの重点研究プログラムの概要と中核プロジェクト並びに関連研究,各ユニットの基盤的調査研究,各センター並びにラボラトリの知的研究基盤整備について,それぞれの目的並びに平成19年度の活動内容と成果が取りまとめられています。さらに,環境情報の収集,提供業務活動の概要,研究施設・設備の状況,研究成果の一覧,その他研究所の活動の全体像を知る上で役に立つ様々な資料が掲載されています。

(編集委員会委員長 柴田 康行)

環境報告書2008 E-3-2008 (平成20年7月発行)

 2005年4月に施行された「環境情報の提供の促進等による特定事業者等の環境に配慮した事業活動の促進に関する法律」は,独立行政法人等の特定事業者が,その事業活動における環境への負荷の低減,その他の環境の保全に関する活動,環境への負荷を生じさせ,または生じさせる原因となる活動の状況について,事業年度ごとに環境報告書を作成し,公表することを義務付けています。

 本報告書は,2007年度における国立環境研究所及びその職員が取り組んだ環境負荷低減等の活動状況を取りまとめたものです。“環境コミュニケーション”の重要な手段の一つである環境報告書をより多くの方に読んでいただけるよう,本報告書は,環境負荷低減等の活動状況の説明だけでなく,職員によるコラムや研究活動の紹介など,読み物として楽しんでいただけるような構成になっています。是非ご一読いただき,忌憚のないご意見をお寄せ下さるようお願いいたします。

(「環境報告書2008」 編集事務局 横井 三知貴)

「環境儀」 No.29 ライダーネットワークの展開
-東アジア地域のエアロゾルの挙動解明を目指して (平成20年7月発行)

 本号では,ライダー(レーザーレーダー)の開発やそれを使った観測研究,将来の動向を紹介します。大気中のエアロゾルやガスを長期連続観測することを目的として1970年代より取り組んできたレーザーレーダーの開発・改良の歴史や,現在取り組んでいる観測データとモデルの同化研究,地球温暖化に関係する全球レベルのエアロゾル観測ネットワークの連携,次世代型ライダーとして研究開発を進めている多波長の高スペクトル分解ライダーの目標など,国立環境研究所(NIES)がリードしてきたライダーに関する幅広い研究内容が担当研究者グループのインタビューを交えてわかりやすくまとめられています。最近,黄砂観測においてしばしば新聞やTVで紹介されているNIES型ライダーの北東アジアにおけるネットワークの現状やそれら観測データから黄砂を抽出する手法についても紹介しています。

(「環境儀」 第29号ワーキンググループリーダー 西川 雅高)