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国立環境研究所年報 平成12年度 A-26-2001 (平成13年7月発行)

 本書は,国立環境研究所の平成12年度の活動状況を総括的に紹介することを目的に,研究部門における調査研究,環境情報センター,地球環境研究センター及び環境研修センタ-における業務,研究施設・設備の状況,成果発表一覧,さらに各種資料等を網羅的に記載したものである。研究活動については,経常研究114課題,環境研究総合推進費による研究として地球環境研究12課題と未来環境創造型基礎研究2課題の計14課題,地球環境モニタリングに関する研究2課題,特別研究6課題,開発途上国環境技術共同研究3課題,重点共同研究2課題,革新的環境監視計測技術先導研究1課題,環境修復技術開発研究1課題,内分泌撹乱化学物質総合対策研究4課題,ダイオキシン類対策高度化研究2課題,廃棄物対策研究1課題、国立機関公害防止等試験研究7課題,国立機関原子力試験研究費による研究7課題,科学技術振興調整費による研究として総合研究4課題,生活・社会基盤研究3課題,流動促進研究制度2課題,知的基盤推進制度1課題,国際共同研究2課題,重点基礎研究9課題,重点研究支援協力員事業1課題の計22課題,海洋開発および地球科学技術調査研究促進費による研究1課題,文部省・科学研究費補助金による研究55課題、厚生科学研究費による研究4課題,特殊法人などによる研究公募型研究18課題,地方公共団体公害研究機関との共同研究34課題の合計298課題の研究成果が記載されている。

(編集委員会委員長 笹野泰弘)

国立環境研究所研究報告 R-165-2001(平成13年7月発行)
「国立環境研究所公開シンポジウム2001-環境の世紀の幕開け」

 7月19日(木)に東京国際フォーラム(東京・丸の内)において開催したシンポジウムの要旨集である。東京で年1回行う本シンポジウムも4回目となり,今回は新しい研究組織のもとで新しい世紀の幕開けを迎えた研究所の活動紹介にその内容を統一させて,外部からの講演者を招待せず当スタッフのみで実施した。幸い,1200名の参加者を得て,活気のあるセッションが終日行われた。

 本報告書では,シンポジウムにおける6つのオーラルセッション,および16のポスターセッションの内容の要旨が紹介され,また巻末には,新しい体制での研究スタッフの所属・研究テーマ・連絡先の一覧も掲載されている。

(セミナー委員会幹事/環境健康研究領域 黒河佳香)

国立環境研究所研究報告 R-166-2001 (平成13年8月発行)
「Proceeding of The 1st International Workshop on Health Risks of Arsenic Pollution of Drinking Water in South Asia and China」

 近年,バングラデシュ・西ベンガルや中国を中心とする井戸水の砒素汚染による健康リスクに対する不安が高まっており,対策が急がれている。健康リスクとしては,すでに確認されている皮膚疾患(色素沈着や壊死など)だけでなく,発がん(皮膚がんのほか,肺がんなどを含む)への影響も示唆されている。上記地域では,WHOの安全基準0.01μg/ lを超える汚染水利用人口はほぼ1億に達している推定されている。また,汚染地域では,同時にフッ素汚染が見られる場合も多く,それらの複合影響の可能性や,中国では,石炭燃焼による室内汚染由来のヒ素中毒例も知られている。さらに,汚染された地下水の農業利用による農作物汚染の可能性も否定し得ない。各汚染地域では,疫学調査や種々の対策が進められているほか,ユニセフ,国連大学、WHOなどの国際機関の活動も活発となっているが,なお解決すべき問題も多い。筆者らは,今般,環境省地球環境研究推進費研究(00-02)(研究代表:安藤正典 国立医薬品食品衛生研究所)の一環として標記第1回ワークショップを開催し,一線で活躍されている研究者に,研究・対策の現状を報告して頂いた。本書はその要旨である。広く関係各位に関心を深めて頂く一助となれば幸いである。

(首席研究官 兜 真徳)