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国立環境研究所ネットワーク

機器等紹介

白井 邦彦

 平成4年3月、国立環境研究所ネットワークが敷設され、コンピュータのネットワーク利用が実現した。さらに、同年5月には国際理学ネットワーク(TISN、東京大学理学部運営)に接続され、全世界的なネットワークと結ばれた。主な利用目的は、(1)所内の各種コンピュータのネットワーク利用、(2)所外からのスーパーコンピュータシステムの利用、(3)E-mail(電子メール)の利用等である。

 本ネットワークは、光ファイバーケーブルによるFDDI(総延長約1,500m、通信速度100Mbps)を基幹ネットワークとし、さらに、同軸ケーブル(10BASE5規格のイーサネット、総延長約2,600m、通信速度10Mbps)が12セグメント分岐され、所内の各棟のほぼ全域がカバーされている(図参照)。現在、スーパーコンピュータ(FDDI接続)及び大型電子計算機(イーサネット接続)を始め、WS、PC等170台以上のコンピュータが接続されている。

 今後、(1)所内情報伝達機能(電子掲示板等)の利用、(2)図書館業務への応用(CD−ROM文献情報検索システム等)、(3)環境情報ネットワーク(EI-NET、パソコン通信システム)の統合、(4)環境庁庁内LAN(TERRA)との接続、(5)他機関データベース等のネットワーク利用等について整備を行うとともに、進展するネットワーク技術を適宜採り入れるなど、より利用しやすく、かつ効果の高い、トータルなネットワーク環境の実現を目指している。

(しらいくにひこ、環境情報センター情報管理室)

接続概念図(クリックで拡大表示)
図 国立環境研究所ネットワーク接続概念図