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2016年8月4日

「東アジアの大気汚染 PMとオゾンの話」に関する環境基礎講座の開催報告

 平成28年6月16日に近畿圏の環境研究所の研究者を対象とした環境研究に関する講座を開催しました。これは、全国環境研究所会長から国立環境研究所への要望として実現したものです。今年度から新しく開催され、場所は大阪でした。西日本地域の環境研究所の方は国立環境研究所まで来る機会も相対的に少ないこともあり、国立環境研究所が毎年開催している「公開シンポジウム」を関西で開く前日に行いました。講座の参加者は大阪府の環境研究所を始めとして関西の研究所の方々で総勢22名でした。
 講座のテーマは事前アンケートを基に、要望の多かった「大気汚染」など4つの環境研究に関するものでした。大気汚染に関する講演は私が行い、「東アジアの大気汚染 PMとオゾンの話」と題して、質疑応答を通じて大気汚染に関する課題について議論を行いました。
 環境研究に関する様々な知見を、日本の環境研究所の方とも共有し、我が国における環境研究のレベルアップに繋がる講座として、今後も開催できたらよいと思います。
 なお、以下にプログラムを載せています。

「環境基礎講座」

日時:6月16日午後1時から受付
会場:大阪府立環境農林水産総合研究所 
   環境科学センター(森ノ宮)4階会議室 
   〒537-0025大阪市東成区中道1-3-62 
内容:講師による話題提供に加え、参加者との対話を行いつつ話を進める。
講座:
13:20-14:00 東アジアの大気汚染 PMとオゾンの話(高見昭憲:地域環境研究センター)
14:05-14:45 化学物質健康リスクの話(鈴木規之:環境リスク・健康研究センター)
15:00-15:40 鳥インフルエンザの話(大沼学:生物・生態系環境研究センター)
15:45-16:25 パリ協定と温暖化の話(増井利彦:社会環境システム研究センター)

講演の様子

地域環境研究センター 副センター長 高見昭憲