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有用藻類の収集と特性評価(令和 4年度)
Collection and characterization of useful algae

研究課題コード
2223AN002
開始/終了年度
2022~2023年
キーワード(日本語)
ボトリオコッカス,オーランチオキトリウム,カルチャーコレクション
キーワード(英語)
Botryococcus,Aurantiochytrium,culture collection

研究概要

オイル産生藻のボトリオコッカス及びDHA産生藻のオーランチオキトリウムなどの有用藻類を対象として、多様な環境試料からの株確立を行い、DNAバーコード情報や脂肪酸組成等の付加情報を整備して、微生物系統保存施設に譲渡または寄託を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

多様な系統群で構成される藻類では、多様な生理生態特性・機能、有用物質等が認められている。微生物系統保存施設の藻類コレクションは、内容、質ともに、国内トップ、世界有数の規模に発展した。一方で、応用利用等の研究ニーズの高い藻類であるボトリオコッカスは2株のみ、オーランチオキトリウムは0株である。研究ニーズが高く、将来に渡って活用されることが期待できる両グループの収集と特性評価を行い、20株程度を選別した上で、微生物系統保存施設から提供することを目標とする。また環境試料からの両グループの分離培養過程で、他の有用藻類についても可能な範囲で研究対象とする予定である。

今年度の研究概要

過去のプロジェクトで蓄積した対象藻類の分離培養技術、分布情報等の知見を基に、様々な環境試料から、効率的にボトリオコッカス及びオーランチオキトリウムの培養株を50株程度確立して、DNAバーコード情報を整備する。

外部との連携

外部共同研究者の加藤美砂子教授(お茶の水女子大)には脂肪酸分析、本多大輔教授(甲南大)にはオーランチオキトリウムの分類情報整備に協力頂く予定である。

課題代表者

河地 正伸

  • 生物多様性領域
    生物多様性資源保全研究推進室
  • 特命研究員
  • 博士(理学)
  • 生物学
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