ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

霞ヶ浦におけるカビ臭原因物質産生シアノバクテリアの実体解明とその遺伝子モニタリング(令和 3年度)
Identification of geosmin- and 2-MIB-producing cyanobacteria and their gene monitoring in Lake Kasumigaura

研究課題コード
2122AN008
開始/終了年度
2021~2022年
キーワード(日本語)
カビ臭,シアノバクテリア
キーワード(英語)
musty odor,cyanobacteria

研究概要

霞ヶ浦でカビ臭原因物質を産生するシアノバクテリアの実体を顕微鏡観察、培養株確立、遺伝子同定によって明らかにするとともに、定量PCR法を用いて、その湖水中の存在量をモニタリングすることによって、カビ臭原因物質産生シアノバクテリアの早期オンサイト検出や発生要因の解明に繋がる基礎・基盤的知見の収集を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

毎月の霞ヶ浦定期モニタリングの湖水サンプルを用いて、既知のカビ臭原因物質を産生する種をターゲットに、顕微鏡観察を行い、網羅的に培養株を確立する。有臭個体と無臭個体は顕微鏡下で判別できないため、その後、GC-MS及びジェオスミン/2-MIB合成遺伝子の有無によって、確立した培養株の特性を明らかにする。また、湖水から得られたDNAを用いて、ジェオスミン/2-MIB合成遺伝子の次世代シーケンサーを用いた大規模遺伝子解析を行い、顕微鏡観察から漏れている可能性のある個体の有無の確認を行う。さらに、湖水から得られたDNAサンプルを用いて、ジェオスミン/2-MIB産生個体の存在量を定量PCR法を用いて明らかにする。

今年度の研究概要

毎月の霞ヶ浦定期モニタリングの湖水サンプルを用いて、既知のカビ臭原因物質を産生する種をターゲットに、顕微鏡観察を行い、網羅的に培養株を確立する。また、湖水から得られたDNAサンプルを用いて、ジェオスミン/2-MIB産生個体の存在量を定量PCR法を用いて明らかにする。

課題代表者

山口 晴代

  • 連携推進部
  • 企画連携主幹
  • 博士(理学)
  • 生物学
portrait