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オセアニア環礁社会を支えるタロイモ栽培の天水田景観と気象災害のジオアーケオロジー(令和 2年度)
Geoarchaeological investigation on climate hazards and taro swamps that supports atoll society

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
1721CD002
開始/終了年度
2017~2021年
キーワード(日本語)
環礁,考古学
キーワード(英語)
atoll,archaeology

研究概要

環礁島民の生存を支えてきたタロイモの天水田が地形形成や気象災害とのかかわりのなかで、いかに構築・放棄・修復・再利用されてきたのか、その景観史的プロセスは十分に解明されていない。そこで本研究は、ポリネシア中部のプカプカ環礁を主調査地として、ジオアーケオロジーの新たな視点で、天水田を生み出してきた人と自然の絡み合いの歴史を解明し、温暖化の影響が懸念される環礁の文化景観保全にも資する学術的基盤の構築を目指す。具体的な調査項目は以下の4 つである。(1)州島地形の測量・堆積物採取、(2)天水田廃土堤発掘調査、(3)天水田浅層ボーリング調査、(4)天水田の文化人類学的調査。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

本研究はポリネシア中部のプカプカ環礁を調査地とし、オセアニア環礁に共通する天水田の構
築・放棄・修復・再利用にかかわる動態(景観史)を、気象災害との関連において解明するために、ジオアーケオロジーの視点と手法を用いる。また、解釈の蓋然性を高めるために、20 世紀初頭以降の気象データと民族誌的情報を参照することによって、サイクロンや干ばつといった気象災害と天水田景観史との関連性を明らかにする。平成29 年度は、プカプカ環礁の主島ワレ(Wale)の地形形成史を主要な調査目的とし、地形測量と堆積物採取を行う。平成30 年度以降は、ワレにある天水田の発掘調査・浅層ボーリング調査を行う。天水田ならびに気象災害にかかわる文化人類学的調査は、平成29 年度から取り掛かる。

今年度の研究概要

島の形成史と人間居住史を比較し、居住のための条件を検討する。

外部との連携

代表:山口徹(慶應大)

課題代表者

山野 博哉

  • 生物多様性領域
  • 領域長
  • 博士(理学)
  • 地理学,地学,理学
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