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子育て世帯の多様なライフスタイル実現のための都市のバリアと心のバリアの緩和策(平成 30年度)
Policies for families with small children to mitigate psychological and social barriers

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
1618CD020
開始/終了年度
2016~2018年
キーワード(日本語)
地域都市計画,子育て,活動交通シミュレーター
キーワード(英語)
regional urban planning, nurturing, activity-travel simulator

研究概要

本研究は、交通システム、活動機会、世帯の活動スケジュールの制約条件に着目したアクティビティ・アプローチに基づき、子育て世帯が多様なライフスタイルを選択できるために、子育て世帯の日常生活を制限する多様なバリアの中で「都市のバリア」と「心のバリア」を緩和するための具体的な施策の検討、およびそれらの施策が生活の質に与える影響を評価することを目的とする。具体的には、我が国の都市において、「都市のバリア」緩和の効果を、「心のバリア」の緩和によっていかに向上させることが可能かを、複数の心のバリア緩和手法の開発と試行、およびWeb-GISベースの活動交通シミュレーターの開発と適用を通して評価するものである。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

「A.都市のバリア緩和施策検討グループ」、「B.心のバリア緩和施策検討グループ」、「C.活動交通シミュレーター開発グループ」の3グループで構成され、以下のような計画とする。

平成28年度
1)既存研究・資料のレビューと国内外の子育て関連施策の整理(グループA、B)
2)子育てに対する意識に関するインタビュー調査(グループA、B)
3)子育て世帯の生活行動と意識に関するアンケート調査と大規模調査データの収集(グループA)
4)心のバリア緩和手法の検討と開発(グループB)
5)活動交通シミュレーターARIGATOの開発(グループC)
6)平成28 年度の研究とりまとめ(グループA、B、C)

平成29年度
7)都市のバリア緩和施策の検討(グループA)
8)心のバリア緩和イベントおよび個別コミュニケーションの実施と効果の把握(グループB)
9)活動交通シミュレーターARIGATO を用いた子育て世帯への意向調査および都市圏レベルでの評価(グループC)

平成30年度
10)研究総括(グループA、B、C)

今年度の研究概要

今年度は最終年度であることから、これまでの研究成果を他のグループメンバーとも共有し、総括を行う。また開発した活動交通シミュレーターARIGATOをウェブ上にて一般公開する準備を行う。また公開することにより、シミュレータの発展可能性について意見を募集し、今後の研究発展可能性を吟味する。

外部との連携

研究代表者:大森宣暁教授(宇都宮大学地域デザイン科学部)
研究分担者:原田昇教授(東京大学大学院工学研究科)、張峻屹教授(広島大学大学院国際協力研究科)、松村暢彦教授(愛媛大学大学院理工学研究科)、青野貞康研究員(東京大学大学院工学研究科)、有賀敏典研究員(国立研究開発法人国立環境研究所)、真鍋陸太郎助教(東京大学大学院工学研究科)、長田哲平助教(宇都宮大学地域デザイン科学部)、寺内義典教授(国士舘大学理工学部)、谷口綾子准教授(筑波大学システム情報工学研究科)

課題代表者

有賀 敏典