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バイオマスの資源循環技術開発に関する研究(平成 30年度)
A study on the development of biomass resource recycling technology

予算区分
NA 寄付
研究課題コード
1718NA001
開始/終了年度
2017~2019年
キーワード(日本語)
バイオマス,有効利用,資源循環
キーワード(英語)
Biomass,Effective use,Resource recycle

研究概要

 本研究では、バイオマスとして生活排水由来派生汚泥を対象として、その資源化循環技法として、超高温発酵反応を導入した微生物資化性の極めて高いと言われる堆肥効果の解明を目的とする。この研究目的を達成するために、環境保全・資源循環型農業に貢献する技術・農法として100℃以上の超高温好気発酵をしつつも強い活性を示し、難分解物質も迅速に分解・殺菌能を有する超高温好気発酵菌を用いた堆肥効果を稲作・畑作を通じ、未利用バイオマス派生残渣を活用した新たな資源循環技法を開発することを目指している。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

 本研究では、上記の点を踏まえ、未利用バイオマス派生残渣を活用した新たな資源循環技法を開発することを目的として実施している。水稲栽培の収量性・環境に及ぼす影響を、超高温菌肥料を用いたときと化学肥料を用いた場合において、超高温菌肥料が水稲栽培において有効利用できるか否かを、施肥や散布による環境影響を実験的に検討する。

今年度の研究概要

2017年度では、超高温菌肥料を適正施肥することで、化学肥料と同等かそれ以上のプロバイオティクス効果を植物に与えることができるかどうかの比較事件を行う。
2018年度では、前年度で行った試験条件で稲作解析評価を行うことで、バイオマスの効果的な新規性・有用性ある有価資源化循環技法開発を目指し、従来の堆肥化技法から、生産効率を高め、かつ病原微生物の感染を防止する新技術を開発する。

外部との連携

共和化工(株)

課題代表者

徐 開欽

担当者