- 予算区分
- CD 文科-科研費
- 研究課題コード
- 1618CD021
- 開始/終了年度
- 2016~2018年
- キーワード(日本語)
- 浄化槽,温室効果ガス,メタン,亜酸化窒素
- キーワード(英語)
- Johkasou,greenhouse gas,methane,nitrous oxide
研究概要
本研究は、分散型の生活排水処理施設である浄化槽における低炭素化を目指す基盤的な研究である。
本研究では、現場での浄化槽の実態調査と環境条件を制御したモデル浄化槽での詳細調査により、浄化槽を構成する各単位装置における温室効果ガス排出特性を技術的に検証することを目的とする。これにより、温室効果ガス排出量を削減可能な単位装置の構成や運転操作条件を提案する。さらに、放出されたN₂Oを処理槽へ戻して再ばっ気する外部循環法を提案し、N₂Oの再硝化や再脱窒による温室効果ガス排出量削減の可能性についても明らかにする。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
本研究では、現場での浄化槽の実態調査と環境条件を制御したモデル浄化槽での詳細調査により、浄化槽を構成する各単位装置における温室効果ガス排出特性を技術的に検証することを目的として推進する。これにより、温室効果ガス排出量を削減可能な単位装置の構成や運転操作条件を提案する。
今年度の研究概要
現在、設置されている特徴的なGHGs排出特性を示す3種の浄化槽を対象に、単位装置の構成や運転操作条件の違いがGHGs排出特性に及ぼす影響を解析する。また、その結果を元に、浄化槽におけるGHGs排出に及ぼす影響因子を明らかにする。
また、恒温設備と生活排水供給設備のある施設において、高度処理型浄化槽とBOD除去型浄化槽を稼働させ、環境制御下でのGHGs排出量の比較解析を行う。これにより、各単位装置からのGHGs排出量、溶存態GHGs量を明らかにし、GHGs排出特性に及ぼす影響因子を明らかにする。
外部との連携
共同研究期間:東洋大学(研究代表)、岩手県浄化槽検査センター
課題代表者
蛯江 美孝
- 企画部
国際室 - 室長(行政)
- 博士 (農学)
- 生物工学,化学,土木工学