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衛星ハイパースペクトルリモートセンシングの活用に関する基礎的研究(平成 26年度)
Utilization of satellite hyperspectral remote sensing

予算区分
ZZ 個別名を記載 「平成25年度次世代地球観測衛星利用基盤技術の研究開発事業」に係るHISUIの有効活用に向けた長期観測及びデータ処理計画に関する研究
研究課題コード
1115ZZ004
開始/終了年度
2011~2015年
キーワード(日本語)
ハイパースペクトル,運用計画,情報抽出
キーワード(英語)
hyperspectral, operation planning, information extraction

研究概要

現在世界各国で衛星搭載用のハイパースペクトルセンサの開発が進んでいる。このようなセンサは地表面、沿岸域に関する詳細な環境情報が得られると期待されている反面、その莫大なデータ量や複雑なデータ処理が、特に環境分野における実利用の障害になる恐れもある。そこで本研究では衛星ハイパースペクトルリモートセンシングの活用に関する基礎的研究を行い、そのような障害の解消に資することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

限られた衛星のデータ転送能力を最大限に活用するための長期観測計画立案方法等の開発を行う。また膨大なデータから必要とされる情報を抽出するソフトウェア技術の開発を行う。

今年度の研究概要

平成26年度は昨年度まで開発してきた観測シミュレーションツールの維持管理作業として、短期観測計画(スケジューラ)ATBDおよびスケジューラの詳細部分に合わせた改修を行い、スケジューラパラメータ調査に貢献する。またセンサを搭載する衛星や受信局の検討や各種調整に必要な長期観測シミュレーションを実施する。また国内外で開催される学会への参加および関係機関への訪問を通じて、本研究の最終目標でもある、衛星搭載ハイパースペクトルセンサの長期観測及び長期データ処理計画等の策定に資する、ユーザ要求について調査を実施する。特に本年度は油田、発電所等からの二酸化炭素やメタンの排出の検知に必要な観測条件等について既往事例調査、シミュレーション等を通して整理する。

外部との連携

本研究の一部は (一財) 宇宙システム開発利用推進機構からの委託研究として実施している。

課題代表者

松永 恒雄

  • 地球システム領域
    衛星観測センター
  • センター長
  • 博士 (工学)
  • 工学
portrait

担当者

  • 山本 聡
  • 石黒 聡士