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ミセル溶液中での物質の分配と反応性に関する研究(平成 25年度)
Studies on partition and reactivity of chemicals in micellar solutions

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1317AQ001
開始/終了年度
2013~2017年
キーワード(日本語)
界面活性剤ミセル,ミセル可溶化,分配平衡,反応性
キーワード(英語)
surfactant micelles, micellar solubilization, partition equilibrium, reactivity

研究概要

界面活性剤ミセルは、均一溶液でありながら水溶液の中に擬似的な二相系を生成するため、水に溶けにくい様々な物質が内部に溶解する。このため、水に溶けにくい物質の溶解量や存在状態が純粋な水溶液中とは異なり、その結果として分解や吸着などの反応性が大きく変化する。このようなミセル溶液の特徴を明らかにすることで、新たな分離濃縮手法や反応性の制御方法を開発することを目標とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

様々な界面活性剤の作るミセルについて、どのような構造のミセルが生成し、どのような構造の溶質が、ミセルのどの位置に分配しているのかを、分光学的に解析する。さらにこのようなミセル系の持つ特長を生かして、化学反応を制御する手法の開発と評価を行う。

今年度の研究概要

様々な非イオン性界面活性剤ミセルが存在する系における有機塩素系溶剤のミセル内への分配と分解速度を測定し、ミセル添加による土壌汚染の浄化効率を検討する。

外部との連携

日本原子力研究開発機構との共同研究として実施

関連する研究課題
  • 0 : 地域環境研究分野における研究課題

課題代表者

稲葉 一穂