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未承認遺伝子組換えパパイヤに係る遺伝子検査(平成 24年度)
Inspection of transgenes in unapproved genetically modified papaya

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1212BY001
開始/終了年度
2012~2012年
キーワード(日本語)
パパイヤ,認遺伝子組換え植物,野外逸出
キーワード(英語)
papaya, inapproved genetically modified plant, escape into the environment

研究概要

未承認遺伝子組換えパパイヤ(台農5号)が沖縄県において広範囲に栽培されていたことが判明したことを受けて、カルタヘナ法に基づき、輸入者に報告徴収を行う等により、ほ場等における栽培についてはこれを特定し、生産振興の観点から伐採をしてきたところであるが、複数年にわたりほ場や民家庭先等の野外において栽培されていたことを踏まえ、自然環境に逸出している可能性が否定できないところである。
 台農5号については、カルタヘナ法未承認であり、生物多様性影響評価が行われていないため、自然環境下への逸出の有無を確認するとともに、逸出個体があれば土地所有者等に協力を求めた上で伐採することにより、我が国において台農5号による生物多様性影響を防止すること目指している。
 本業務は、昨年度に引き続き、野外にて確認されたパパイヤについて、当該遺伝子組み換えパパイヤ若しくはその雑種個体であるかどうかを特定するための遺伝子検査を行うことを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

台農5号は全国的に流通し、宮崎県、鹿児島県、沖縄県においてほ場での栽培が確認されている。本調査では、沖縄県でサンプリングされたパパイヤ試料(葉)について、PCRによる遺伝子検査を行って遺伝子組み換え体の検出を行う。

今年度の研究概要

野外で採取されたパパイヤ葉試料を用い、PCRによる導入遺伝子の有無の調査を行う。

関連する研究課題
  • 0 : 生物・生態系環境研究分野における研究課題

課題代表者

青野 光子

  • 生物多様性領域
  • 副領域長
  • 博士(理学)
  • 生物学,生理学,生化学
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