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外的な気候変動要因による長期気候変化シグナルの検出に関する数値実験的研究(平成 23年度)
Numerical modeling studies on detection of long-term climate change caused by external forcings

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
0612AQ001
開始/終了年度
2006~2012年
キーワード(日本語)
数値気候モデル,内部変動
キーワード(英語)
CLIMATE MODEL, INTERNAL VARIABILITY

研究概要

気候システムは様々な時空間スケールで変動しているが、これらの変動が、何らかの外的な気候変動要因により強制されたものか、あるいは気候システムが本質的に持つ揺らぎ(内部変動)によるものか、を峻別することは、地球温暖化などの人間活動に伴う気候変化シグナルを検出する上で大変重要である。このような観点から、本研究では、数値気候モデルを用いて、様々な気候変動要因により引き起こされる長期気候変化に関する知見を得ることを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

太陽活動や温室効果ガスの増加など、様々な気候変動要因を仮想的に与えた場合の数値実験を行い、結果として得られた気候変化を、標準状態の長期数値積分結果と比較・検討する(2006〜2009年度)。気候変動要因による長期気候変化シグナルの有意性を統計的に検討し、その発現メカニズムについて考察する(2009〜2012年度)。

今年度の研究概要

様々な気候変動要因に対する気候応答の相違に関する知見を得るため、前年度に引き続き、太陽定数や温室効果ガス濃度、対流圏エアロゾルなどを仮想的に増減させたり、大規模火山噴火の規模や継続期間を増減させた実験の解析を継続するとともに、それぞれに特徴的な時空間変化の発現メカニズムについて考察する。

課題代表者

野沢 徹