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平成23年度水生生物への影響が懸念される有害物質情報収集等調査業務(平成 23年度)
Investigation and information gathering on toxic substances related to ecological hazard for aquatic species in FY 2011

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1111BY004
開始/終了年度
2011~2011年
キーワード(日本語)
水生生物,環境基準
キーワード(英語)
aquatic species, environmental standard

研究概要

本調査は、新たな水質環境基準設定の検討を推進するため、水生生物保全に係る水質目標値の検討に必要な信頼性を有する毒性情報の収集・整理、文献情報では不足する毒性情報を得るために環境省が実施する毒性試験の信頼性を確保するための支援及び中央環境審議会水生生物保全環境基準専門委員会等において必要となる資料作成等の支援を行うことを目的としている。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

合意された水生生物保全のための水質目標値導出手順に沿って、既存知見の収集・整理、信頼性確認を行い、水質目標値の導出に係る資料を作成する。環境省が本調査をために作成した仕様書と各種検討会での論議を踏まえて求められた調査を行う。

今年度の研究概要

1.すでに作成された検討対象物質リスト(案)より優先検討物質の選定と検討計画案の策定し、提示する。
2.重金属等の水の硬度の違いによ毒性変動についてはすでに調査を終了しており、新たな知見を加えつつ検討会に提出し成案をえる。今年度は、カドミウム、ニッケル、銅の毒性情報の取りまとめを行う予定であり、水の硬度が比較的低く、毒性緩和の少ない試験データを中心に収集し毒性評価を行う。
3.塩分濃度による毒性変動については、昨年度に続いて実験データを取得しつつ調査を継続する。
4.個別物質の水質目標値導出手法に関する整理を行う。導出手順につついては、昨年度まで検討で合意を得ているが、個別の物質について、毒性データの収集、信頼性確認を行い、さらに個別物質の特性に配慮しつつ目標値の導出を試行し、検討会に提案する。

外部との連携

環境省が指名するもので構成する各種検討会、および、別途契約する生態毒性試験を実施する試験機関等

課題代表者

菅谷 芳雄

担当者

  • 田中 嘉成
  • 林 岳彦社会システム領域
  • 鑪迫 典久
  • 松崎 加奈恵
  • 長尾 明子
  • 藤原 好
  • 蓮沼 和夫