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環境的に持続可能な都市・地域発展シナリオの構築(平成 23年度)
Development of Spatial Scenarios of Cities in view of Mitigation and Adaptation

研究課題コード
1115AA072
開始/終了年度
2011~2015年
キーワード(日本語)
シナリオ,人口,コホート,都市
キーワード(英語)
Scenario, population, cohort, city

研究概要

環境的に持続可能な都市・地域(環境都市)の理想像とトレンド予測による将来の空間構造の間には大きなギャップがある。都市・地域の転換には長い期間を要するため、環境都市を確実に成立させるためには、実現のロードマップを早急に明らかにし、自治体の各種計画に組み込むことが重要である。
本研究は、地域内人口分布等に着目した人口分布の変動の要因解析を行うことで、実現可能性の高い空間構造シナリオの構築手法を開発するとともに、空間構造に応じた環境負荷低減・影響緩和策の効果の違いを評価することで、望ましい空間構造を明らかにし、これらを踏まえて、環境都市の空間構造を実現するシナリオとロードマップ(いつ、どういう施策を行い、どういう状態を達成するか)を示す。
その結果として、小地域における将来人口推計の手法を改良することに貢献するとともに、実現可能性の高い空間構造シナリオの構築手法を提供する。また、環境負荷低減・影響緩和効果の評価を踏まえた都市・地域発展シナリオを明らかにすることにより、自治体における環境都市ロードマップの構築に貢献する。

今年度の研究概要

性別五歳階級別3次メッシュ人口を用いて、各都道府県内の過去25年間の人口分布の推移とその変動要因を分析し、メッシュ等の小地域人口推計手法における社会増減の設定方法を改良する知見を得る。また、数カ所のケーススタディ地域を対象に、気候変動の緩和・適応、再生可能資源の利用等を例に、都市・地域の空間構造を反映した環境負荷低減・影響緩和策の簡易評価手法の一部を開発する。

課題代表者

松橋 啓介

  • 社会システム領域
    地域計画研究室
  • 室長(研究)
  • 博士(工学)
  • 工学,土木工学,建築学
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担当者