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土壌-植物系中におけるレアメタルの挙動に関する研究(平成 22年度)
Behaviours of rare metals in soil-plant systems

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0910AE002
開始/終了年度
2009~2010年
キーワード(日本語)
レアメタル,土壌汚染,植物,拡散速度,ライシメーター
キーワード(英語)
rare metal, soil contamination, plant, diffusion rate, lysimeter

研究概要

金属素材の鉛フリー化、ハイテク電子部品、生活用品等、昨今様々な環境でレアメタルが用いられるようになり、これら金属による汚染の拡散が懸念される。本課題ではこれらのレアメタルが土壌を汚染した場合の土壌中での挙動や拡散速度、植物など生物相への移行速度やリスクについての解明を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

レアメタル(Bi、Ag、Sb、In)、鉛、スズを背景値の50〜100倍相当に添加し、8年経過した土壌からの各種金属の土壌溶液への溶出パターン、土壌中(黒ボク土)の形態についてライシメーターを用いてモニタリングを行う。これまでにInが溶存態に、Biが有機態に移行しやすいことが明らかになっているが、今後はこれら金属類の植物への移行割合、生育阻害特性について検証する。

今年度の研究概要

処理後8年経過した土壌からの各種金属の土壌溶液への溶出パターンとその濃度(年複数回)、土壌中の形態についてモニタリングを継続するとともに,今年度はこれら金属類の植物への移行割合,生育阻害特性について別途栽培試験などを通じて検証を行う。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

村田 智吉

  • 地域環境保全領域
    土壌環境研究室
  • 主幹研究員
  • 博士 (農学)
  • 農学,地学
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担当者