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水稲葉枯症の発症要因の究明と対策(平成 21年度)
Clarification of Rice Dieback Causes and its Mitigation

予算区分
AH 地環研
研究課題コード
0911AH004
開始/終了年度
2009~2011年
キーワード(日本語)
酸性霧,オゾン,光量子束密度,生長,生理機能,遺伝子解析
キーワード(英語)
Acid fog, Ozone, Photon flux density, Growth, Physiology, Gene analysis

研究概要

長崎県北部の高標高地帯の水田では、梅雨明けの時期に水稲の葉先・葉縁から枯れ上がる水稲葉枯症が問題となっている。これまでの各種調査から、大気汚染を含む複合環境の影響が示唆された。そこで、これまでの長崎県との共同研究成果を整理し、また新たな調査・実験を実施し、それらのデータを用いて、大気、気象、土壌、水質等の環境要因と水稲葉枯症の関係を解析し、発症要因の究明と対策提案に係わる考察・提案を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

現地調査/発症と環境要因の関係解析−被害発症状況からの水稲葉枯症発症メカニズムの推定(21〜22年度)。環境制御実験/発症機作の解明−環境制御実験からの水稲葉枯症発症メカニズムの解明(21〜23年度)。対策提案/発症機作から考え得る対策技術等の提案(22〜23年度)

今年度の研究概要

現地の酸性霧・大気質・気象・水質等のデータ整理と新たに必要なデータの確認、収集、整理を行い、水稲葉枯症発症データと現地環境データの関係を解析する。また、環境制御装置等を用いた実験を実施し、生長・生理・遺伝子等のデータを収集、整理、解析し、水稲葉枯症の発症要因を究明する。

備考

共同研究機関:長崎県環境保健研究センター(森 淳子)

関連する研究課題
  • : アジア自然共生研究グループにおける研究活動

課題代表者

清水 英幸

担当者

  • 伊藤 祥子
  • 笹川 裕史
  • 佐治 光