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環境同位体を用いた沿岸域生態系における流域環境影響の評価手法に関する研究(平成 21年度)
Study on watershed environmental impact assessment in costal ecosystems using stable isotope

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0709AE340
開始/終了年度
2007~2009年
キーワード(日本語)
塩生湿地,マングローブ,干潟
キーワード(英語)
SALT MARSH, MANGROVE, TIDAL FLAT

研究概要

流域の開発に影響されやすい移行帯としての沿岸域(東京湾-小櫃川、伊豆諸島等・伊勢湾-櫛田川等・沖縄-石垣島網張等)を対象とし,自然の豊かな干潟・塩生湿地・マングローブの河口域生態系において,1)流域からの栄養塩類の流入量評価と2)分解機能並びに3)酸素供給機能を調査・解析・モデル化を行い,生態系への環境影響の評価手法を得ることを目的とする.

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

研究は自然の河口域の現地調査・観測,操作実験及びモデル化から成り立つ.調査は東京湾の千葉県木更津市小櫃川、伊豆諸島?伊勢湾河口域で干潟・塩生湿地生態系の調査を行う.河川からの湿地への栄養等の流入を安定同位体分析及び環境分析によって評価する.同様に,沖縄県石垣島網張湿地・マングローブの現地調査・観測とシミュレーション実験・HSI−機能モデル化を行う.得られたデータを国際学会に参加して海外の共同研究者と検討し,国際比較を行う.最終的に日本の流域生態系の現実的な事業評価手法を開発する.

今年度の研究概要

21年度は特に水循環機能・物質循環機能面から八丈島・藍ヶ江漁港実験区と対照区の環境のモニタリングを行う。また伊豆諸島の陸水域、沿岸生態系の相互比較をする.

関連する研究課題
  • : アジア自然共生研究グループにおける研究活動

課題代表者

野原 精一

担当者