- 予算区分
- AK リスクセンター
- 研究課題コード
- 0610AK526
- 開始/終了年度
- 2006~2010年
- キーワード(日本語)
- 地理情報システム
- キーワード(英語)
- GIS
研究概要
地球規模で見ても、淡水域は生態系サービスとしての価値が高いにもかかわらず、陸域や海域と比べ環境劣化が最も際立っている(WWF 2003)。さらに、河川に比べ、止水淡水域の生物種と絶滅危惧種数は際立っておおいとされる(The Pond Conservation Trust 1999)。そのため、ため池が多い兵庫県南西部を対象に、生態系サービスを脅かすリスク要因を解明し、生態系の総合管理に資する流域詳細情報の整備を実施する。
研究の性格
- 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
生物多様性の現状把握とこれに影響を及ぼすリスク要因の解明及びその総合評価・管理に資するため、多数のため池を有する流域を対象として、地理情報と生物情報をGISデータ基盤として整備する。航空写真に基づき多数のため池の位置と形状を整備し植生の判別を検討し、整備した環境との関係を明らかにする。
今年度の研究概要
今年度は、豊かな里地・里山、多数のため池を有する兵庫県南西部をモデル流域としてこれまでに整備した水生植物のデータベースおよび空中写真等から判別された池の植生やアオコ等に基づいて推定した生物多様性や生態系機能が潜在的に高い地域などの自然情報と保護地区や開発予定地域などの社会環境を地図上にオーバーレイ表示できるようにする。
備考
「当課題は重点研究分野(3)-4.にも関連」
- 関連する研究課題
- 20955 : 重点3ー中核4生物多様性と生態系機能の視点に基づく環境影響評価手法の開発
- 0 : 環境リスクに関するデータベース等の作成
課題代表者
高村 典子
担当者
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赤坂 宗光
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今田 美穂
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小熊 宏之生物多様性領域