- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 0707AE312
- 開始/終了年度
- 2007~2007年
- キーワード(日本語)
- 都市土壌,大気降下物,アンチモン
- キーワード(英語)
- urban soil, atmospheric deposition, antimony
研究概要
都市部では、大気降下物等に由来する汚染により、鉛等が土壌汚染に係る環境基準を超える問題が指摘されているが、その調査手法は確立されていない。
本研究では、アンチモンの富化係数が天然土壌中よりも大気降下物中で高いことに着目し、アンチモンを指標として、都市における大気降下物の量と形態を把握し、土壌中の元素蓄積量との関係を明らかにすることを目的とする。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
大気降下物由来の汚染の程度が異なると予想される4地点(東京都港区、茨城県つくば市、茨城県桜川市、茨城県大子町)において、大気降下物と土壌の調査を行う。各地点では、樹木による大気降下物の捕集効果を把握するために、草地、スギ林、コナラ林の比較を行う。大気降下物は月毎に採取し、溶存態と粒子態の形態別に定量する。土壌は深度別に採取して鉛直分布および面積当たりの元素量を定量する。さらに、アンチモンの富化係数等を指標として、その地点における元素の天然土壌中濃度を推定することにより、大気由来の元素蓄積量を求める。以上の結果を総合して、各元素の大気降下量と土壌中蓄積量の関係を考察する。
今年度の研究概要
大気降下物由来の汚染の程度が異なると予想される4地点(東京都港区、茨城県つくば市、茨城県桜川市、茨城県大子町)において、大気降下物と土壌の調査を行う。各地点では、樹木による大気降下物の捕集効果を把握するために、草地、スギ林、コナラ林の比較を行う。大気降下物は月毎に採取し、溶存態と粒子態の形態別に定量する。土壌は深度別に採取して鉛直分布および面積当たりの元素量を定量する。さらに、アンチモンの富化係数等を指標として、その地点における元素の天然土壌中濃度を推定することにより、大気由来の元素蓄積量を求める。以上の結果を総合して、各元素の大気降下量と土壌中蓄積量の関係を考察する。
- 関連する研究課題
- 0 : その他の研究活動(水土壌圏環境研究領域)