- 予算区分
- BA 環境-地球推進
- 研究課題コード
- 0507BA792
- 開始/終了年度
- 2005~2007年
- キーワード(日本語)
- マス・メディア,ライフスタイル変革,情報伝達
- キーワード(英語)
- MASS MEDIA, LIFESTYLE CHANGE, INFORMATION DISSEMINATION
研究概要
この課題は、生活様式変革のための有効な情報伝達手段とその効果について、マスメディア(テレビ、新聞など)の報道内容や、インターネット、口コミなどが市民の態度形成と行動変化(世論調査による)に与える影響を明らかにしようとするものである。人々のライフスタイルとそれに影響を及ぼす情報手段という観点から日本だけではなく将来的に大きな負荷をもたらすと考えられる中国との共同研究を行うことにより、生活様式の水準から見た日本の位置づけを明らかにし、その生活様式の変化を促すための効果的な情報伝達手段を探ろうとするものである。
研究の性格
- 主たるもの:政策研究
- 従たるもの:行政支援調査・研究
全体計画
(1) 生活様式変革のための有効な情報伝達手段とその効果に関する国際比較研究
本サブテーマでは全体の総括を行うと共に、マスメディア(TV,新聞、雑誌等)、映画、インターネット、地域の環境団体等からの情報等さまざまなメディアのモニター結果を用いての内容分析を行うと共に、社会調査について日本における実査を担当する。
(2) 中国における生活様式変革のための有効な情報伝達手段とその効果に関する研究
このサブテーマでは、上海、香港、重慶等において都市部および近郊農村部、農村部も含めた日本調査と比較可能な調査を実施する。さらに、中国(特に北京および上海、香港地域)における新聞等のメディアの内容分析も行う。
今年度の研究概要
1)メディアの報道内容のモニタリングデータを用い、環境関連の内容分析を行う。
2)日本における成人男女の環境意識の時系列調査を専門調査会社の毎月のオムニバス世論調査にて実施し、1)との関連を分析する。
3)日本における成人男女の環境に関する意識、生活様式、社会資本にかかる調査を実施し、中国との比較分析を行う。
4)香港における成人男女の環境に関する意識、生活様式、社会資本にかかる調査を行、前年度の上海の調査結果、日本の調査結果との比較分析を行う。
備考
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 鄭 躍軍および株式会社ニッセイ基礎研究所栗林敦子との共同研究
- 関連する研究課題
- : 関連P1 循環型社会形成のためのライフスタイルに関する研究
課題代表者
青柳 みどり
- 社会システム領域
脱炭素対策評価研究室 - シニア研究員
- 博士 (農学)
- 社会学,農学