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興奮性および抑制性神経伝達物質のin vivo同時濃度計測の実証に関する研究(平成 18年度)
Validation of in vivo simultaneous quantification of excitatory and inhibitory neurotransmitters

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0506AF529
開始/終了年度
2005~2006年
キーワード(日本語)
神経伝達物質,グルタミン酸,γ-アミノ酪酸,磁気共鳴,濃度
キーワード(英語)
NEUROTRANSMITTER, GLUTAMATE, GABA, NMR, CONCENTRATION

研究概要

化学物質のヒトへの影響、特にヒト脳への影響を知ることは、安全・安心で豊かな環境の実現という点で重要であり、MRIによるヒト脳の直接観測はこの課題への重要なアプローチ方法の一つである。一方、ヒト脳の主要な興奮性および抑制性の神経伝達物質であるグルタミン酸、GABAは、脳内の情報伝達に対して重要な役割を担っている。従って、これ等の代謝物は重要な観測対象であると考え、我々は同時検出法あるいは濃度計測法の開発を行ってきた。本件急では、GABA分解酵素阻害剤による陽性対照を用いて実験動物脳内のGABA濃度を変化させ、開発した濃度計測法の実証を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

平成17年度 濃度計測の実証を目指して、定量化法の高精度化を実施する。
平成18年度 グルタミン酸、GABAの濃度計測法を動物用4.7 TMRIに実装し、模擬試薬、動物実験によりコントロールでの濃度計測を行う。また、陽性対照実験を行い、GABAの濃度変化が測定可能であるかを評価する。

今年度の研究概要

ヒト用4.7 T MRIで開発してきたグルタミン酸、GABAの濃度計測法を動物用4.7 TMRIに実装し、模擬試薬によって動作確認を行う。次に、ラットを用いた動物実験によりコントロールでの濃度計測を行い、GABA分解酵素阻害剤を用いた陽性対照実験によりGABAの濃度変化が測定可能であるかを評価する。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動(化学環境研究領域)

課題代表者

渡邉 英宏

  • 企画部
  • フェロー
  • 工学博士(物理工学)
  • 物理学,工学,医学
portrait

担当者

  • 三森 文行
  • 高屋 展宏