ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

流域水環境管理モデルに関する研究(平成 17年度)
Study on mathematical model of environmental management of river catchment

予算区分
AE 経常
研究課題コード
9605AE211
開始/終了年度
1996~2005年
キーワード(日本語)
流域,水環境,降雨流出,土砂動態,地理情報システム(GIS)
キーワード(英語)
RIVER CATCHMENT,WATER ENVIRONMENTS,RAINFALL RUNOFF PROCESS,SEDIMENT RUNOFF PROCESS,GEOGRAPHICAL INFORMATION SYSTEM (GIS)

研究概要

河川流域の持続的発展のためには治水・利水に加えて生態系を含む水環境の管理・保全が必須条件となる。このトレードオフの関係にある水環境の機能を独立して評価する数理モデルの開発を進め、このモデルに、ある制約条件下での各機能間の相互関係を仮定し、ある目的関数を最大化する解を求めることで、水・物質・エネルギーの効率的な配分と生態系機能の適切な管理を可能にする流域環境手法を提案することを目的としている。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

GISを利用した土砂生産量推定モデルの開発(平成16年度)。洪水の力学波モデルによる汚濁負荷の河道網輸送モデルの構築(平成17年度)。土壌・植物を考慮した物質輸送モデルの開発(平成18年度)。表層土壌水分変化に伴う土層内の水分応答特性変化モデルの構築(平成19年度)。流域内の水・土砂・物質輸送の統合化モデルの構築(平成20年度)

今年度の研究概要

砂防対策の効果は数十年単位で検討する必要があることより,土砂の年間生産量の推定精度を上げたモデルを開発し,中長期にわたる土砂動態の動向と,砂防対策の効果についての検討の可能が可能なモデルにまとめる.

課題代表者

村上 正吾

担当者