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ヒ素代謝における新しい反応機構の証明(平成 16年度)
Proof of a novel metabolic pathway of arsenic.

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0404AF409
開始/終了年度
2004~2004年
キーワード(日本語)
ヒ素,ヒ素−グルタチオン抱合体,代謝,解毒
キーワード(英語)
ARSENIC,ARSENIC-GLUTATHIONE CONJUGATE,METABOLISM,DETOXIFICATION

研究概要

ヒ素メチル化酵素Cyt19の遺伝子の配列情報およびメチル化代謝機構に関しては不明な点が多い。本研究では、ヒトおよびラットのリコンビナントCyt19を作製し、各ヒ素化合物との反応生成物からヒ素化合物のメチル化機構を解明する。さらに、ヒ素のメチル化代謝に関与するCyt19の遺伝子情報を明らかにし、代謝マップを作成して個人の感受性要因を明らかにすることを目的としている。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

ヒトおよびラットCyt19の各臓器におけるmRNAの発現を調べると共にラット臓器中におけるCyt19の活性を測定する。
ヒ素の代謝物の分析は、高速液体クロマトグラフ(HPLC)で分離し、溶出液を直接ヒ素に対する特異的な検出が可能な誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP MS)に導入することで、連続的にかつ高感度に行う手法を用いる。ヒ素のグルタチオン抱合体を検出することにより、無機ヒ素の代謝中間体を同定し、代謝機構を明らかにする。

今年度の研究概要

ヒトおよびラットCyt19の各臓器におけるmRNAの発現を調べると共にラット臓器中におけるCyt19の活性を測定する。
ヒ素の代謝物の分析は、高速液体クロマトグラフ(HPLC)で分離し、溶出液を直接ヒ素に対する特異的な検出が可能な誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP MS)に導入することで、連続的にかつ高感度に行う手法を用いる。ヒ素のグルタチオン抱合体を検出することにより、無機ヒ素の代謝中間体を同定し、代謝機構を明らかにする。

課題代表者

小林 弥生

  • 環境リスク・健康領域
    曝露動態研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(薬学)
  • 薬学,化学
portrait

担当者

  • 平野 靖史郎