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淡水魚類生息環境のダムによる分断と河道直線化による均質化の影響評価(平成 16年度)
Assessment of the effects of damming and channelization on freshwater fish habitats

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0304CD596
開始/終了年度
2003~2004年
キーワード(日本語)
生息環境分断,ダム,直線河道,均質化,ランドスケープ,淡水魚類
キーワード(英語)
HABITAT FRAGMENTATION,DAM,CHANNELIZATION,SIMPLIFICATION,LANDSCAPE,FRESHWATER FISHES

研究概要

北海道を対象に、河川のダムによる分断と直線化による均質化の現状を把握し、それによる河川生態系への影響を評価することを目的とする。ダムによる分断では、淡水魚の種多様度とダムの形式、魚道の有無、ダム建設年代などとの関連を調べる。また河道の直線化による均質化では、いくつかの時代ごとに旧版地図をデジタル化して、当時の河川図を再現することで時代間の河川形状の複雑度の変化を解析する。そして複雑度の変化と魚類の多様度との関係を解析する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

15年度 旧版地図のデジタル化
16年度 データ解析

今年度の研究概要

大正時代、昭和30年代、昭和50年代、平成の4つの時代で北海道の河川図をデジタル化する。同時に河川形状の複雑度を表すインデックスを開発し、それを全道に約1500存在する河川水系すべてについて求める。こうして得られる河川形状の複雑度を時代間、地域間で比較して周辺の土地利用形態の変化や、淡水魚類相との関係を調べる。

課題代表者

福島 路生

  • 生物多様性領域
    生態系機能評価研究室
  • 主幹研究員
  • 水産学博士
  • 水産学,農学,生物学
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