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環境因子による細胞死の分子機構の解明(平成 16年度)
The molecular mechanism of cell death exerted by environmental factors.

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0304AE502
開始/終了年度
2003~2004年
キーワード(日本語)
環境因子,細胞死,分子機序
キーワード(英語)
ENVIRONMENTAL FACTORS,CELL DEATH,MOLECULAR MECHANISM

全体計画

今日の環境問題の中で、環境有害因子に生体が曝露した時の、人の健康への影響を鋭敏に、かつ感度よく評価できる手法を確立することは極め重要な課題になっている。私は、これまでに分子細胞生物学に立脚した方法論を導入し、その課題に取り組んできた。その結果、環境有害因子による細胞の「死に方」を識別することにより、従来の評価法に比べ感度のよい新しい評価法の確立への手がかりを得た。それは、「環境因子によるアポトーシス(自殺死)の誘導」を見い出したことによる。本研究では、アポトーシス誘導のみならずネクローシスをも考慮した細胞死の観点から新しい環境因子の健康影響評価法の確立のために、その分子機構を解明する。

今年度の研究概要

カドミウムによるアポトーシス誘導の発見を機に、様々な新しい知見が得られるようになってきているが、カドミウムによるアポトーシス実行過程の分子機構は、依然不明である。アポトーシス実行過程の一つは、細胞核でダイナミックな変化を伴う。そこで、本研究ではカドミウムにより変動する細胞核の因子の同定を試みる。

課題代表者

石堂 正美

  • 環境リスク・健康領域
  • シニア研究員
  • 理学博士
  • 理学
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