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河川等湿地に生息する底生動物の分類及び生態に関する基礎的研究(平成 16年度)
Fundamental studies on the classification and ecology of wetland macro-invertebrates

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0205AE370
開始/終了年度
2002~2005年
キーワード(日本語)
河川,底生動物,分類,生態,湿地
キーワード(英語)
STREAM,MACRO-INVERTEBRATES,CLASSIFICATION,ECOLOGY,WETLAND

研究概要

河川等湿地生態系の主要な構成種である底生動物、特に甲殻類や水生昆虫などについて、種名を決定するとともに、生息環境要因との関係や地理的分布についての研究を行い、種々の環境影響評価や、より高度な実験的解析のための基礎とすることを目的としている。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

湿地生態系において重要な役割を果たしていると考えられる底生動物は、その分類群によっては未記載種も含まれているので、必要に応じて分類学的な研究を行う(15年度~17年度)。房総半島や伊豆半島などの河川において底生動物の分布調査を行い、伊豆諸島や小笠原諸島における底生動物の分布データとの比較検討を行う(15年度)。さらにサンプルを採り足して、南西諸島などの河川における底生動物相についての分類および生態についての基礎的な研究を行う(16年度~17年度)。

今年度の研究概要

平成16年度は底生動物のなかでも特に淡水産のコエビ類に注目し、小笠原諸島から得られている標本等をもとに分類学的な研究を行い、他の島嶼の分布データと比較するなどして、海洋島の陸水域におけるこの分類群の分布情報についてとりまとめる。

課題代表者

佐竹 潔