- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 0105AE071
- 開始/終了年度
- 2001~2005年
- キーワード(日本語)
- 環境変化,環境汚染物質,疫学研究,健康影響評価
- キーワード(英語)
- ENVIRONMENTAL POLLUTION,EPIDEMIOLOGICAL STUDY,RISK EVALUATION
研究概要
環境汚染による非特異的あるいは遅発的な影響に関する監視が必要となり、今日新たな環境保健指標の開発が要請されている。本研究では、利用可能な既存情報、各種の健康調査及び健康診断データ等を統合し、疫学研究のための環境保健指標の開発、疫学研究デザインの開発・検討を行う。環境汚染・環境変化による健康への影響を総合的に評価するためのシステムを構築するとともに、国内外での疫学調査を通して、環境変化・環境汚染の健康影響評価を行う。
全体計画
・健康情報並びに大気汚染をはじめとする環境情報に関するデータベースを作成する。・国内外において、地域の環境汚染レベル及び環境変化と疾病、死亡との関連を解析し、影響評価を行う。・環境変化・環境汚染物質による健康影響評価のための新たな解析手法の開発を行う。
今年度の研究概要
・人口動態統計等の健康関連情報並びに大気汚染をはじめとする環境データに関するデータベースの作成・更新を行う。・上記データベースを利用して、全国の市区町村別の各種健康指標(出生性比、特定死因別標準化死亡比、他)を算出し、GISを利用して地図表示を行う。併せて、大気汚染に関する環境データベースを利用して、GISを利用した地図表示システムを構築する。・粒子状物質等の大気汚染物質の日変動が死亡に及ぼす影響について引き続き検討する。・PM2.5個人曝露量調査を継続実施し、曝露評価を行うための基礎データを収集する。・中国鉄嶺市および瀋陽市において大気汚染に係る健康影響に関する疫学調査を実施する。
課題代表者
小野 雅司
担当者
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田村 憲治
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新垣 たずさ
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村上 義孝