国立環境研究所 公開シンポジウム2016「守るべき未来と「環境」の今 ～地球・生物・循環・安全・社会の半歩先を語ろう～」

　本冊子は、2016年6月17日（金）ロームシアター京都、同6月24日（金）にメルパルクホール（東京）において開催した国立環境研究所公開シンポジウム2016「守るべき未来と「環境」の今 ～地球・生物・循環・安全・社会の半歩先を語ろう～」の発表要旨の電子版です。

　今回のシンポジウムでは、4月に第4期中長期計画の下に活動を開始したことを受け、環境問題の重要課題に対して展開してきた研究プログラムを中心に、温暖化を代表とする地球環境問題、生物多様性の問題、循環型社会形成の問題、化学物質をめぐる環境の安全の問題、福島の原発事故に伴う環境問題、持続的社会をどう作るのかという問題に焦点を当てて6件の講演を行いました。また、その他研究所で行われているさまざまな環境研究（気候変動、生物多様性、東アジア、計測、化学物質、福島関連、健康分野など）については19件のポスター発表として説明を行いました。

講演1 三枝信子 「地球をめぐる温室効果ガス
—どこでどれだけ減らせるか？—湖水から読み取る生き物情報」
講演2 角谷　拓 「生物分布の変化を予測し保全に活かす」
講演3 鈴木規之 「環境における安全とはなにか？」
講演4 大原利眞 「東日本大震災後の災害環境研究で学んだこと、そしてこれから」
講演5 田崎智宏 「実践！地域のリサイクルシステムを構築する」
講演6 松橋啓介 「社会の持続可能性と個人の幸福」

　本冊子には、講演発表、ポスター発表について各1ページで掲載されています。本報告が、環境をめぐるさまざまな問題を解決すべく研究を進めている国立環境研究所の活動についてご理解いただく一助となれば幸いです。