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 行政改革の記事が新聞紙上を賑わせています。そのなかで「説明責任(アカウンタビリティ)」という言葉をみつけました。「リスポンシビリティ」の「責任」とどう違うのかと思ってましたところ,ある新聞の解説で「リスポンシビリティ」は個人の自覚によるいわゆる責任感の意味であり,「アカウンタビリティ」は統治組織の中で働く者に仕事の内容や役割に応じて要求される「説明する責任」と書いてありました。

 中国古代の哲学者老子は「大道廃れて仁義あり」と述べています。大道(人のふみ行うべき正しい道)が行われていたときは人情が惇朴で仁義を唱える必要がなかったが,大道が廃れてくると世の中に虚偽が多くなり,仁義を唱えなければならないという意味とか。

 「説明責任」をいわれなければならないほど役人は廃れたのかなあと思うと同時に,「ニュース」のあり方,重要性について考えさせられました。(T.O.)