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2019年12月26日

過去の環境儀から

これまでの環境儀から、生物多様性に関するものを紹介します。

No.67 「遺伝子から植物のストレスにせまる ─オゾンに対する植物の応答機構の解明」

No.67表紙

光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントの主成分であるオゾンは、ヒトを含む生物に対する毒性が強く、農作物の生育被害や森林衰退の原因にもなっています。今後予想されるグローバルな人口増加に対する食糧確保や気候変動下での環境保全にとって、オゾンの植物に及ぼす影響とそのメカニズムの解明はたいへん重要な研究課題です。本号では、これらの遺伝子レベルの研究について紹介し、その有効性や難しさ、面白さなどをお伝えします。

No.53 「サンゴ礁の過去・現在・未来 ─環境変化との関わりから保全へ」

No.53表紙

近年、気候変動や赤土の流出など陸域からの負荷によって、世界中のサンゴ礁が急激に衰退しています。国立環境研究所では、モニタリングやデータベースの作成を通じて、環境変化がサンゴ礁に与える影響を明らかにし、サンゴ礁の将来予測や保全策の立案を行う研究に取り組んでいます。本号では、過去から未来にかけてのサンゴ礁の変化と、それに基づく保全策について、最新の研究成果を交えながら紹介しています。

No.43 「藻類の系統保存 ─微細藻類と絶滅が危惧される藻類」

No.43表紙

藻類は光合成による有機物の生産者として地球上で重要な役割をはたしているほか、物質の循環や有用物質の生産などにも深くかかわっています。国立環境研究所の微生物系統保存施設(NIESコレクション)では、藻類を収集し、培養株として系統保存しています。本号では、わが国の藻類保存プロジェクトの中核機関であるNIESコレクションについて紹介しています。

No.37 「科学の目で見る生物多様性 ─空の目とミクロの目」

No.37表紙

地球上では、多くの生き物や生態系が存続の危機に瀕しています。今、何を守る努力が必要か、具体的にどうしたら守れるのかを、データにもとづいて示すことが重要です。本号では、ミクロの目で迫る藻類の多様性の世界や、空からの撮影というマクロの目で迫る湿地生態系の空間的な構造の把握などの研究成果を紹介しています。