- 予算区分
- CD 文科-科研費 基盤B
- 研究課題コード
- 1921CD006
- 開始/終了年度
- 2019~2021年
- キーワード(日本語)
- 食料,ホットスポット分析
- キーワード(英語)
- food,hotspot analysis
研究概要
日本の食料消費活動に起因する世界の様々な地域における食料生産の環境面での持続可能性に関するリスクを分析・特定する手法を構築する。特に、水資源、栄養塩、土地利用に関する環境容量を同一次元で比較可能な環境容量評価指標を開発し、持続可能な食料生産と消費の実現に向けて鍵となるホットスポット(セクター、国、環境要素)を可視化する。これにより、世界の持続可能な食料生産と消費にとって大きなリスクとなるポイントをマクロな視点から把握し、効率的な改善策の立案に貢献できる手法を開発することを目指す。
研究の性格
- 主たるもの:政策研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
本研究では、世界の食料サプライチェーンにおいて日本の消費活動が食料生産の持続可能性に影響を与えるホットスポットを特定できる手法の開発を目指す。食料生産の持続可能性に関わる特に重要な環境要素として「水資源」、「栄養塩」、「土地」に着目し、持続可能性に関わる複数の環境側面の許容量(プラネタリー・バウンダリ)を包括的に評価する指標を開発すると共に、日本の活動に関わる複雑なサプライチェーン構造において持続可能性のリスクとして鍵となるポイントを抽出する手法を構築する。これにより、持続可能な食料生産と消費の実現に向けてより効率的かつ効果的な政策立案の支援に貢献できると期待される。
今年度の研究概要
GLIOモデルを2015年産業連関表に基づいて構築するためのデータ整備に着手し,水フットプリント分析の基礎を構築する。
外部との連携
産業技術総合研究所、立命館大、早稲田大
課題代表者
南齋 規介
- 資源循環領域
- 領域長
- 博士(エネルギー科学)
- システム工学,化学工学