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生物循環グリーン経済実現に向けたウキクサホロビオント資源価値の包括的開拓(令和 5年度)
Development of Duckweed and Associated Microbial Resource Values towards Bio-Circular-Green (BCG) Economy

研究課題コード
2126TH001
開始/終了年度
2021~2026年
キーワード(日本語)
グリーン経済,ウキクサホロビオント,タイ王国
キーワード(英語)
green economy,duckweed holobiont,Thailand

研究概要

タイ王国が推進する生物循環グリーン経済政策を加速化するため、高濃度CO2環境下や汚染水で生育可能なウキクサ科植物を利用したCO2排出量の削減と、ウキクサバイオマスの利用拡大による持続可能な社会構築への貢献を目標とする。本研究では、ウキクサ−微生物共生体 (以下、ウキクサホロビオント) に着目し、生物資源バンクを整備するとともに、ウキクサを原料にした有価物生産と利用技術の基盤を構築し、それらを活用した低炭素化効果を提示する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

ウキクサホロビオント資源研究センターをカセサート大学に創設する。ウキクサと共生微生物群集との相互作用を解明し、挙動を制御することで、ウキクサホロビオント機能強化技術基盤を開発する。ウキクサを原料とした飼料、機能性食品、バイオプラスチック、バイオ燃料等の有価物生産技術を開発する。また、複数の実排水を対象とし、ウキクサ水処理システムの性能を評価する。本研究で開発されたウキクサ活用技術を利用したシステム全体の包括的な低炭素化ポテンシャルを提示するとともに、低炭素化評価に基づいた環境適応性を考慮した技術マニュアルを作成する。

今年度の研究概要

前年度に引き続き、各ウキクサ活用技術の低炭素化評価に係る方法論の検討を進めるとともに、要素技術の適用分野における温室効果ガス排出量の現状や比較対象となり得る技術システムの調査を進める。これら成果をもとに、各ウキクサ活用技術の温室効果ガス排出量の算定に係る方法論のプロトタイプを作成する。

外部との連携

研究代表者:北海道大学、京都大学、山梨大学、大阪大学、東北大学、サラヤ株式会社、カセサート大学、マヒドン大学、コンケン大学、ナコーンパトムラーチャパット大学

関連する研究課題

課題代表者

蛯江 美孝

  • 企画部
    国際室
  • 室長(行政)
  • 博士 (農学)
  • 生物工学,化学,土木工学
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担当者