- 予算区分
- AQ センター調査研究
- 研究課題コード
- 1322AQ001
- 開始/終了年度
- 2013~2022年
- キーワード(日本語)
- GCP
- キーワード(英語)
- GCP
研究概要
グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)は、炭素循環の自然科学的研究に人間社会的側面を統合することにより、総合的な炭素管理に貢献することを目的とする。特に、GCPつくば国際オフィスでは、GCPの中心的活動のひとつである「都市と地域の炭素管理計画(URCM)」「負の排出技術管理(MaGNET)」を主導している。
研究の性格
- 主たるもの:行政支援調査・研究
- 従たるもの:
全体計画
地球環境研究のための新たな国際研究プログラムFuture Earthの研究計画に沿って、低炭素で気候変動の影響に対応可能な都市発展に関する研究を推進する。国際シンポジウム等の開催、各国の都市と炭素管理の研究者及び研究機関、政策決定者及び行政機関との情報交換、連携を強化する。
今年度の研究概要
2019年には、GCPが発表した「Global Carbon Budget (GCB) 2019」の国内向けプレスリリースと、これに関連した公開セミナーを開催したが、引き続き、2020年に発表される「The Global Methane Budget」についても、同様の公開セミナー等のイベントを開催する。また、Future Earthや「学生気候危機サミット」の活動に参加する国内の学生等との合同イベントの開催を検討し、プレスリリースの範囲をアジア諸国に拡大する。さらに、GCBのデータのより詳しい解説を提供し、日本における政策への影響等について紹介するほか、国環研 地球環境研究センターや他の関連機関と共同で、プレスリリース、プレス・ブリーフィング・イベント、公開講演会を開催する等、アウトリーチ活動を積極的に行う。
また、前年度までに続き、GCPが行う次の3つの発表に貢献する。1. 「Global Carbon Budget」(https://www.globalcarbonproject.org/carbonbudget)年次報告(2020年12月。53の機関及び13の国から約80名の科学者が参加)、2. 「Global Methane Budget」(https://www.globalcarbonproject.org/methanebudget)の定期(2〜3年ごと)報告(2020年7月。53の機関及び15の国から約80名の科学者が参加)、3. グローバルな亜酸化窒素収支の定期報告(2019年に初めて報告。10〜15の科学者及び機関が参加)。
さらに、主に次の会議(1、2)に参加及び国際ワークショップ(3)を開催する予定である。1. Future Earth Summit 2020、2. GCP科学委員会合(7月、オンライン)、3. 「スマートシティ・プロジェクトの気候レジリエンスへの貢献」に関するAPN-GCPワークショップ及び「ゼロ炭素都市とSociety 5.0:ビッグデータとAIによる都市の炭素マッピング」(12月、京都)。
外部との連携
共同研究機関:アジア工科大学院
課題代表者
山形 与志樹
担当者
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JITTRAPIROM Peraphan
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田中 克政地球システム領域