編集後記

　独立行政法人国立環境研究所として新たにスタートを切ってから、はや１年が過ぎました｡この間、所内における事務手続きなどのルールも改変され、新ルールに不慣れなために生じる“混乱”を体験し、「大変だなあ」とか、「こういう所内ルールはおかしいのでは？」などと感じながらの日々でした｡また社会的な使命あるいは責任を以前にも増して強く感じつつ過ごした毎日でした。

　そうした中､「国立環境研究所ニュース」の紙面も内容の充実に向けて、微力ながら、努力を続けてまいりました｡それは、読者の方により多くのご関心/ご興味を持っていただき、また凝縮された情報をわかりやすく伝えることを目指したものです。

　そのための一つの試みが、ある情報を関連付けて掲載し、立体的な内容として読者の方にお届けしようというもので、今号では、内分泌かく乱化学物質（環境ホルモン）に関連した重点特別研究プロジェクトのご紹介と環境問題基礎知識がこれに当たります｡いかがでしたしょうか？今後もさらに紙面の充実を目指していきたい、と思っています｡よろしくお願いいたします｡