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2021年5月17日

受賞のお知らせ ~
高橋勇介特別研究員が環境放射能除染学会から優秀口頭発表賞を受賞

概要

受賞者氏名: 高橋 勇介(資源循環領域)
賞の名称:  優秀口頭発表賞
授賞機関:  一般社団法人環境放射能とその除染・中間貯蔵および 環境再生のための学会(通称・環境放射能除染学会)
受賞年月日: 2020年12月16日
受賞対象:  除去土壌等保管容器の長期保管に伴う特性変化に関する調査研究(第3報),環境放射能除染学会第9回研究発表会, 同予稿集 ,2020

ひとこと

第9回環境放射能除染研究発表会にて「除去土壌等保管容器の長期保管に伴う特性変化に関する調査研究(第3報)」というタイトルで優秀口頭発表賞を頂きました。 東京電力福島第一原発事故によって飛散した放射性物質を含む除去土壌は、まず仮置場で一時保管された後に中間貯蔵施設へと集約されます。しかし一部の仮置場では保管が長期化していたことから、除去土壌等の保管に用いられるプラスチック製の保管容器(フレコンバッグ)の耐久性を調査しました。 その結果、除去土壌の入った容器は仮置場で6年程度経過した後でもダメージは軽微であること、一方で直射日光を受けた遮へい用土のうは早く劣化することが分かりました。この知見は、今回の仮置場のようなプラスチック資材を用いた現場の管理に役立ちます。 この研究は2つの組織の協力によって実施しております。福島県環境創造センターによって測定されたデータを基に、国立環境研究所にて解析・考察を加えることで今回の受賞に至りました。関係の皆様には厚く御礼申し上げます。