ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方
2015年6月10日

受賞のお知らせ ~ 柴田 康行 フェローが平成27年度環境保全功労者表彰を受賞

概要

受賞者氏名: 柴田 康行(環境計測研究センター)
賞の名称:  平成27年度環境保全功労者表彰
授賞機関:  環境省
受賞年月日: 2015年06月10日
受賞対象:  残留性有機汚染物質POPs等の環境化学物質の専門家として、国内関連委員会やストックホルム条約の下での活動等を通じた環境行政への貢献

柴田 康行の写真
柴田 康行(環境計測研究センター フェロー)

ひとこと

 アジア太平洋地域調整委員並びに全球連携委員として、残留性有機汚染物質POPsに関わるストックホルム条約の有効性評価のための環境モニタリングデータの集約作業や、その調和を図るための全球モニタリング計画GMPのとりまとめなどに携わってきました。
 また、関連してUNEP/GEFプロジェクトの残留性毒性物質PTSに関する地域ベースの評価事業や北西太平洋行動計画NOWPAPの対象地域でのPTSの残留状況や生態毒性に関連した報告のとりまとめ、環境省の東アジアPOPsモニタリング事業などにもかかわり、アジアをはじめ世界の研究者と一緒に議論しながら情報を収集し報告書を取りまとめるとともに、環境モニタリングのさらなる推進を図る作業をしてきました。
 人や生態系の健康を損ねることなく、化学物質の利便性を享受しながら社会経済活動の維持、発展を図る上で、化学物質の環境中、生体中の存在実態をたえず把握しておくことは極めて重要です。また、リスクの有無の評価や行政施策の有効性の評価にも、環境モニタリングデータが重要な意義を持ちます。
 様々な分析手法の進歩をよりよい環境創造につなげられるよう、今後も活動並びに支援をしていきたいと思っています。

リンク

研究者紹介

  • 柴田 康行