ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

令和2年度鳥類の被害防止に係る農薬登録基準設定に関する文献等調査業務
(令和 2年度)
Literature survey for setting the registration standard of pesticide to prevent harm to avian species

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
2020BY008
開始/終了年度
2020~2020年
キーワード(日本語)
農薬,鳥類,有害性評価
キーワード(英語)
pesticide,avian species,hazard assessment

研究概要

農薬取締法に基づき環境大臣が定める鳥類の被害防止に係る農薬登録基準については、改正農薬取締法が全面施行される令和2年4月1日以降に新たに登録申請がなされる農薬について個別に基準値(以下「鳥類基準値」という。)を設定することとされている。
鳥類に対する農薬のリスク評価(以下「鳥類リスク評価」という。)については、我が国において実績がなく、知見が十分でないことから、今年度以降に実施される鳥類リスク評価が適切かつ同水準で行われるよう、鳥類リスク評価の方法や判断基準を明確にする必要がある。
本業務では、既に鳥類リスク評価が導入されている欧米等における農薬を含む化学物質等のリスク評価方法を調査し、我が国で鳥類リスク評価を行う際の留意事項やその解決策を検討するための知見を集積するとともに、鳥類の毒性試験成績(以下「毒性データ」という。)の信頼性評価の手順および判断基準の案を作成する。また、農薬登録申請があった農薬について、国内外の文献及びデータベースから毒性データを収集・整理して国内外での信頼性評価方法等参考に、毒性値の信頼性を確認するとともに、環境省が設置し、開催する令和2年度の農薬の登録基準の設定に係る検討会における検討用資料を作成することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

(1)諸外国における鳥類リスク評価手法等に関する調査及び信頼性評価方法案の作成
(2)鳥類の既存の毒性データの収集等
(3)農薬登録基準の設定に係る検討会用の評価書案等の作成/申請者への確認事項の整理
(4)農薬登録基準の設定に係る検討会における評価書案を補足する資料の作成
(5)再評価の事前相談に係る資料の作成
(6)農薬登録基準の設定に係る検討会等への出席等

今年度の研究概要

(1)すでに鳥類リスク評価が実施されている欧米における事例を調査し、農薬登録基準設定における留意事項や毒性データの評価方法等について整理する。また、これらの事例を踏まえて、毒性データの収集範囲や毒性値の信頼性ランクの考え方および判断基準等の案を作成する。
(2)対象農薬(8成分程度)について評価書、および文献検索データベースを用いて毒性情報を収集し、一覧表にまとめ、さらに農薬取締法テストガイドライン、「鳥類の被害防止に係る農薬の評価ガイダンス」との整合性を吟味しつつ詳細な信頼性評価を実施する。
(3)環境省が指定する8成分程度の農薬について評価書案を作成する。評価書案には、鳥類予測ばく露量の計算、毒性試験、総合評価を含める。また、申請者に対する確認事項を整理する。
(4)鳥類リスク評価の初年度であることから、必要に応じて、評価書案を補足する資料を作成する。
(5)農薬の再評価の実施に当たり事前相談があった農薬に関して、環境省担当官の指示に従い資料を作成する。
(6)環境省が別途実施する農薬登録基準の設定に係る検討会(3回程度)及び中央環境審議会土壌農薬部会農薬小委員会に出席する。

課題代表者

大野 浩一

  • 環境リスク・健康研究センター
  • 主席研究員
portrait

担当者

  • 川嶋 貴治生物・生態系環境研究センター
  • 松崎 加奈恵
  • 長尾 明子
  • 杉浦 智子
  • 兵頭 栄子